ロール状で供給できる炭素繊維強化プラスチックの新基材

福井県工技センターが開発、プレス成形しやすく

 福井県工業技術センター(福井市、強力真一所長)は、プレス成形に適した炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の新しい基材を開発した。熱可塑性樹脂のCFRPを短冊形に細切りして散らした薄層シートで、製法コストが安く、ロール状で供給できる。今後、基材のPRと、県内企業などに基材の製法を供与して普及を目指す。

 薄層プリプレグ(CFRP中間材料)の独自技術を生かした薄さ0・04ミリメートルのシート材をもとに、今回、効率良く短冊状に細切りし、幅広ベルトの上に均一に散らし加熱圧着する製法を確立した。1時間当たり50キログラムの基材の製造が可能。基材は薄層でロール状に巻き取れる。

 短冊は不規則方向に散らばっており、薄層の特性から加熱・成形の際に狙いの形状に樹脂とともに炭素繊維がなめらかに流動する。この成形品は一般のプリプレグ材を使った場合と比べ、破断強度、破断歪み性能が4割優れる結果が出た。

日刊工業新聞2017年9月13日

明 豊

明 豊
09月14日
この記事のファシリテーター

現在、東京ビッグサイトで開かれているる素材・機械・加工技術の展示会「エヌプラス」に出品しているそうなので、興味のある方はぜひ。

この記事にコメントする

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。