もう蚊に悩まされない!YKK AP、防虫効果の高い網戸拡販
デング熱発生で需要拡大、認知度向上へ積極PR
YKK APは防虫性能の高い「クリアネット網戸」の販売に力を入れる。昨年、69年ぶりに国内感染が発生したデング熱の影響で、同製品の2014年度の販売は前年度比30%増と急増。直近4−5月は前年同月比35%増となっており、ショールームでの評判も高く、販売をテコ入れする。販売店組織「MADOショップ」を通じた拡販に加え、展示会への積極的な出展で認知度向上も進める。デング熱など蚊を媒介とする感染症のリスクが高まる中、家の中に蚊を侵入させないことは有効な対策の一つ。夏本番を前に網戸の重要性を訴え、拡販に弾みを付ける。
クリアネットは独自の2層構造の樹脂糸を採用し、糸と糸との交差部を熱で融着させているのが特徴。使い込んでも網目が広がらないため、蚊が侵入する“抜け穴”の発生を防げる。網目は「24メッシュ」と呼ばれる0・9ミリメートル角の細かさで、一般的な18メッシュに比べて4分の3ほどの大きさとしており、小さな虫も入りにくい。
また、糸の線径は従来の網戸の約6割の0・15ミリメートル。網が目立たないため外の景色が見えやすい。風の抵抗も少なく通風量も従来の2割ほど多い。
もともとは視界の良さや通風量の多さを特徴に販売していたが、14年に国内で69年ぶりにデング熱が発生したことで、防虫性の高さが注目された。
今後は本格的な商戦期に先駆け、6月にスタートしたMADOショップの全国一斉キャンペーンで一般ユーザーへの訴求を図る。新築住宅向けの法人営業も強化する。
一方では、玄関ドアの通風機構や子扉などへの採用も進めており網戸以外の拡販にもクリアネットの特徴を生かす。
デング熱を巡っては4月に国立感染症研究所が対策の手引きを自治体向けに配布。東京都が6月を蚊の発生防止強化月間と位置付けて対策を呼びかけるなど、警戒の動きが強まっている。
クリアネットは独自の2層構造の樹脂糸を採用し、糸と糸との交差部を熱で融着させているのが特徴。使い込んでも網目が広がらないため、蚊が侵入する“抜け穴”の発生を防げる。網目は「24メッシュ」と呼ばれる0・9ミリメートル角の細かさで、一般的な18メッシュに比べて4分の3ほどの大きさとしており、小さな虫も入りにくい。
また、糸の線径は従来の網戸の約6割の0・15ミリメートル。網が目立たないため外の景色が見えやすい。風の抵抗も少なく通風量も従来の2割ほど多い。
もともとは視界の良さや通風量の多さを特徴に販売していたが、14年に国内で69年ぶりにデング熱が発生したことで、防虫性の高さが注目された。
今後は本格的な商戦期に先駆け、6月にスタートしたMADOショップの全国一斉キャンペーンで一般ユーザーへの訴求を図る。新築住宅向けの法人営業も強化する。
一方では、玄関ドアの通風機構や子扉などへの採用も進めており網戸以外の拡販にもクリアネットの特徴を生かす。
デング熱を巡っては4月に国立感染症研究所が対策の手引きを自治体向けに配布。東京都が6月を蚊の発生防止強化月間と位置付けて対策を呼びかけるなど、警戒の動きが強まっている。
日刊工業新聞2015年06月12日 科学技術・大学面