ソフトバンク、グーグル親会社からボストン・ダイナミクス買収
ソフトバンクグループ(SBG)は9日、米グーグルの持ち株会社である米アルファベットからロボットベンチャーの米ボストン・ダイナミクスを買収すると発表した。日本の東京大学発ロボットベンチャーであるSCHAFT(シャフト)も買収する。買収額などの取引条件は非公表。
SBGは人工知能(AI)を搭載したスマートロボット事業を注力分野に位置付けている。ボストン・ダイナミクスが持つ技術などを取得し、その戦略を加速する。
ボストン・ダイナミクスは四足歩行ロボット「ビッグドッグ」などを開発。シャフトは人型二足歩行ロボットを開発している。両社は2013年にグーグルが買収した。
SBGの孫正義社長は「(ボストン・ダイナミクスは)最先端のロボット分野における明確なテクノロジーリーダーだ。ソフトバンクファミリーに迎え入れることができ感激している」とコメントした。
米国防高等研究計画局(DARPA)でプログラムマネージャーを務めたギル・プラット博士が、1月からトヨタ自動車で人工知能(AI)を研究する会社「TRI」の最高経営責任者(CEO)を務めている。米グーグル傘下のロボット開発会社ボストン・ダイナミクス(BD、マサチューセッツ州)などを買収する方針を固めたトヨタ。今回の買収にはプラット氏が大きく関与している。日刊工業新聞では昨年12月に同氏に単独インタビュー、その発言の中から買収の意図がくみ取れる。再編集し全文をお届けする。
<トヨタのAIキーマンは何を考えていたか>
SBGは人工知能(AI)を搭載したスマートロボット事業を注力分野に位置付けている。ボストン・ダイナミクスが持つ技術などを取得し、その戦略を加速する。
ボストン・ダイナミクスは四足歩行ロボット「ビッグドッグ」などを開発。シャフトは人型二足歩行ロボットを開発している。両社は2013年にグーグルが買収した。
SBGの孫正義社長は「(ボストン・ダイナミクスは)最先端のロボット分野における明確なテクノロジーリーダーだ。ソフトバンクファミリーに迎え入れることができ感激している」とコメントした。
日刊工業新聞電子版2017年6月9日
トヨタが関心を示していたが…
米国防高等研究計画局(DARPA)でプログラムマネージャーを務めたギル・プラット博士が、1月からトヨタ自動車で人工知能(AI)を研究する会社「TRI」の最高経営責任者(CEO)を務めている。米グーグル傘下のロボット開発会社ボストン・ダイナミクス(BD、マサチューセッツ州)などを買収する方針を固めたトヨタ。今回の買収にはプラット氏が大きく関与している。日刊工業新聞では昨年12月に同氏に単独インタビュー、その発言の中から買収の意図がくみ取れる。再編集し全文をお届けする。
<トヨタのAIキーマンは何を考えていたか>
2016年06月01日