早大発ベンチャーが4腕・4脚の災害対応ロボット
フューチャーロボティックスが開発にめど
早稲田大学発ベンチャーのフューチャーロボティックス(東京都新宿区、山川宏社長)は、4腕アームと4脚クローラーを持つ災害対応ロボットの開発にめどをつけた。4腕は独立制御で、それぞれに把持機や切断機、カメラなどのアタッチメントを取り付け可能。同社によると、4腕式の災害用作業ロボットは世界初という。発売時の価格は2000万―3000万円を想定。2019年度内の実用化を目指す。
開発中の作業ロボット「オクトパス」の大きさは、長さ1800ミリ×幅1200ミリ×高さ1700ミリメートル、重さは1トン。ガソリンエンジン駆動で、最大登坂傾斜は30度にした。4腕アームは第1、第2関節を持ち、第1関節は360度旋回する。
四つのアームを持つため、二つのアームで倒木などの通行障害物を持ち上げ、カッターなどを取り付けたアームで切断するといった複雑な作業ができる。アームに電荷結合素子(CCD)カメラを設置でき、遠隔操作も可能。倒木除去処理やがれきの分別処理などを想定する。
放射線の影響を受ける制御系部を厚さ5センチメートルの鉛箱で被覆。毎時50ミリシーベルト以上の線量下で2時間作業しても耐えられる設計にした。操作レバーとディスプレーで構成する操作インターフェースをアタッシェケースに収納し、災害現場に持ち運べるようにした。
開発中の作業ロボット「オクトパス」の大きさは、長さ1800ミリ×幅1200ミリ×高さ1700ミリメートル、重さは1トン。ガソリンエンジン駆動で、最大登坂傾斜は30度にした。4腕アームは第1、第2関節を持ち、第1関節は360度旋回する。
四つのアームを持つため、二つのアームで倒木などの通行障害物を持ち上げ、カッターなどを取り付けたアームで切断するといった複雑な作業ができる。アームに電荷結合素子(CCD)カメラを設置でき、遠隔操作も可能。倒木除去処理やがれきの分別処理などを想定する。
放射線の影響を受ける制御系部を厚さ5センチメートルの鉛箱で被覆。毎時50ミリシーベルト以上の線量下で2時間作業しても耐えられる設計にした。操作レバーとディスプレーで構成する操作インターフェースをアタッシェケースに収納し、災害現場に持ち運べるようにした。
日刊工業新聞2017年4月5日