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スバルの新SUVはより都会っ子に!?

「XV」を発表。「しびれるくらいいい車に仕上がった」(吉永社長)
 SUBARU(スバル)は6日、2012年の発売以来初の全面改良となるスポーツ多目的車(SUV)「XV」を5月24日に発売すると発表した(写真)。新車台を採用した次世代スバル車の第2弾と位置づけるモデルで安全性能と操縦安定性能を高めたほかSUVならではの走破性と都市部での使い勝手の良さを両立させた。価格は消費税込みで213万84000円から。月販2200台を計画する。

 「毎日をアクティブに楽しむパートナーとして、しびれるくらいいい車に仕上がった」。吉永泰之社長は都内で開いた会見で新型XVの完成度の高さをアピールした。

 XVは主力車「インプレッサ」の派生車種。排気量2000ccに加え新たに同1600ccのエンジン搭載モデルを設定し、都市部での利用シーンが多いユーザー層のニーズに応える。歩行者用エアバッグと運転支援システム「アイサイト」最新版を標準装備した。XVは3月9日に先行予約を開始し、これまでに約2800台の受注があったという。

 またスバルは同日、国土交通省と自動車事故対策機構が実施した自動車アセスメント「JNCAP」において新型XVとインプレッサが過去最高得点を獲得し、16年度「衝突安全性能評価大賞」を受賞したと発表。吉永社長は世界的なSUV人気の高まりで競争が激しくなる中「圧倒的な安全性能の高さで勝負したい」と述べた。
日刊工業新聞2017年4月7日
後藤信之
後藤信之 Goto Nobuyuki ニュースセンター
高級志向の「レガシィアウトバック」、本格派の「フォレスター」を兄に持つスバルSUV3兄弟の末っ子であるXV。アウトドア+都会派の雰囲気で幅広いユーザーを獲得する役割を担ってきた。排気量1600cc仕様を加えた新モデルは、SUBARUへの社名変更と相まって、都会っ子ぶりに磨きがかかった印象。(個人的にはスバル車の泥臭さも好きですが)

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