「とりあえずワイン、ジョッキで!」は定着するか
サントリーワイン、居酒屋にワイン提案
サントリーワインインターナショナル(東京都港区、山崎雄嗣社長、03・5579・1000)は、居酒屋向けに、若者を対象にしたワインメニューの提案に力を入れる。赤ワインの「カルロロッシ」と「赤玉」を、それぞれロングジョッキに入れるオリジナルメニューを提案(イメージ)。「ロッシ」を冠したジョッキを、2017年末に4000店へ導入。また、ワインベースのカクテル「赤玉パンチ」の採用店舗数を、17年末に6000店と16年比2・4倍を目指す。
安価なチリワインの販売が伸びて、同価格帯の国産ワインがマイナスの影響を受けている。同社は、これに加え「若者や女性など期待する新規ユーザーが缶チューハイに流れ、ワイン市場に入っていない」(山崎社長)と見ている。カルロロッシも赤玉も、バーや居酒屋といった業務店向けのイメージが強い。若者や女性をワイン市場に取り込むには、居酒屋などでの販売促進が必要と判断。視覚効果を高めた飲み方の提案に力を入れる。
カルロロッシの「ロッシジョッキ」は、ワインをビールのような大型ジョッキに注ぐことで、視覚効果をアピール。赤玉パンチも炭酸割りで、飲みやすさを強調し拡販する。業務店向けに濃縮したコンク商品も販売する。
国内ワイン市場は09年ごろから毎年、高い成長が続いてきた。だが、16年は同社の推定で前年比1%増と、伸びが鈍っている。
安価なチリワインの販売が伸びて、同価格帯の国産ワインがマイナスの影響を受けている。同社は、これに加え「若者や女性など期待する新規ユーザーが缶チューハイに流れ、ワイン市場に入っていない」(山崎社長)と見ている。カルロロッシも赤玉も、バーや居酒屋といった業務店向けのイメージが強い。若者や女性をワイン市場に取り込むには、居酒屋などでの販売促進が必要と判断。視覚効果を高めた飲み方の提案に力を入れる。
カルロロッシの「ロッシジョッキ」は、ワインをビールのような大型ジョッキに注ぐことで、視覚効果をアピール。赤玉パンチも炭酸割りで、飲みやすさを強調し拡販する。業務店向けに濃縮したコンク商品も販売する。
国内ワイン市場は09年ごろから毎年、高い成長が続いてきた。だが、16年は同社の推定で前年比1%増と、伸びが鈍っている。
日刊工業新聞2017年3月10日