それなりに大きなリテール網を持つMUFG、米で個人向けネット銀事業
ドル資金調達コストが高まる中、リテール性預金は有力な調達手段に
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は米国で個人向けにインターネットバンキング事業を始めた。ネットバンキングのサービス補完として店舗網も拡大する。今後1年程度で出店がなかった米中部や東部を中心に20店以上設ける。国内では低金利下で収益環境が厳しくなっており、米国での事業拡大を加速する。
新たに始めたネットバンキングの名称は「ピュアポイント」。サンフランシスコに本店を置く傘下のMUFGユニオンバンクが事業主体になる。
普通預金の金利を米国内でも高水準に設定し、多額のドル預金を集める狙いがある。米国ではトランプ政権の誕生で大企業の資金需要の拡大が見込まれる。原資となるドルの調達はメガバンクにとって課題になっている。
新たに始めたネットバンキングの名称は「ピュアポイント」。サンフランシスコに本店を置く傘下のMUFGユニオンバンクが事業主体になる。
普通預金の金利を米国内でも高水準に設定し、多額のドル預金を集める狙いがある。米国ではトランプ政権の誕生で大企業の資金需要の拡大が見込まれる。原資となるドルの調達はメガバンクにとって課題になっている。
日刊工業新聞2017年2月27日