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従業員800人の歩数や心拍数を測定、“息苦しい”のは病気?それとも管理?

正興電機製作所がウエアラブルで健康を見える化
 正興電機製作所は国内グループ企業の従業員約800人を対象に、歩数や心拍数などをもとに活動量を測定するウエアラブル端末を配布した。自社の健康管理システムと連動させ、各種健康データと組み合わせたデータを一括管理して健康増進に役立てる。同社が推進している「健康経営プロジェクト」の一環として取り組む。

 ウエアラブル端末はアメリカのfitbit製。歩数や消費カロリーなどを測定する。心拍数や階段の昇降なども測れる機種もある。使用機種は数種類から各社員が選択した。

 測定したデータはパソコンやスマートフォンを通じて蓄積し、自社の健康管理システム「Health―Ledger(ヘルスレジャー)」に取り込む。

 食事のカロリーや定期健診結果などと組み合わせ、専用の会員制交流サイト(SNS)などを用いながら産業医などの助言を受けられる。データの見える化で生活習慣の改善を支援する。

 ウエアラブル端末は自社で手がけるスマートフォン用ゲームアプリなどのコンテンツと組み合わせ、企業全体での健康に対する意識付けを促す。同社は「運動量の見える化で日常の行動の意識改善につながれば」と期待している。
日刊工業新聞2017年2月17日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
社員人一人ひとりのデータと健康管理システムを連動させることにより、生活習慣病の予防効果があると思われます。ただ、会社に自分の健康状態を常に把握されていることに息苦しさを感じる人がいるかもしれません。

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