シャープが主導し米国で液晶パネル工場新設へ。日本政府の支援も
鴻海の資金力生かし、今年前半までに着工目指す
シャープは8日、米国で液晶パネル工場を建設する計画を進めていることを明らかにした。同社首脳が記者団に「シャープが主導して外部からも出資を募りたい。できれば今年前半までに着工したい」との考えを示した。
シャープが顧客やサプライヤーなど鴻海グループ外からも出資を募る方向で検討している。親会社の台湾・鴻海精密工業と共同運営する大型液晶子会社「堺ディスプレイプロダクト(SDP)」が主導する可能性もある。
米国の液晶工場は1月に鴻海が70億ドル(約8000億円)を投じて建設する意向を示していた。シャープ首脳は「経済産業省や政府の考えも検討する」と述べており、シャープが米国の投資計画を主導することで、米トランプ大統領と良好な関係を作りたい政府の支援を取り付けたい思惑があると見られる。
シャープが顧客やサプライヤーなど鴻海グループ外からも出資を募る方向で検討している。親会社の台湾・鴻海精密工業と共同運営する大型液晶子会社「堺ディスプレイプロダクト(SDP)」が主導する可能性もある。
米国の液晶工場は1月に鴻海が70億ドル(約8000億円)を投じて建設する意向を示していた。シャープ首脳は「経済産業省や政府の考えも検討する」と述べており、シャープが米国の投資計画を主導することで、米トランプ大統領と良好な関係を作りたい政府の支援を取り付けたい思惑があると見られる。
日刊工業新聞電子版2017年2月8日