脳波に合わせAIが作曲。精神状態を活性化!
阪大など、音楽療法提案
大阪大学の沼尾正行教授と東京都市大学の大谷紀子教授らは、クリムゾンテクノロジー(東京都世田谷区)とベルギーの研究機関「imec」と共同で、脳波に合わせて音楽を作曲する人工知能(AI)技術を開発した。ヘッドホン型脳波計で感情などを推定し、精神状態を活性化するよう楽曲を合成する。音楽療法や睡眠の質改善などに提案。5年程度での実用化を目指す。
まずユーザーに複数の楽曲を聴いてもらい、脳波パターンをヘッドホン型脳波計で計測する。活動パターンから快・不快や覚醒度、感情などを推定し、楽曲のメロディーやコードなどの構成要素と対応させ、脳が活性化する曲を作る。
この楽曲生成にAI技術の遺伝的アルゴリズムを使った。ある程度ランダムにアレンジした楽曲を聴いてもらい脳を活性化する曲を絞り込む。クラシックやポップスなどジャンルを問わずに曲を生成できるため、普段よく聞くジャンルの曲を脳の活性化に使える。今後、脳波応答にリアルタイムで作曲するAIを目指す。
まずユーザーに複数の楽曲を聴いてもらい、脳波パターンをヘッドホン型脳波計で計測する。活動パターンから快・不快や覚醒度、感情などを推定し、楽曲のメロディーやコードなどの構成要素と対応させ、脳が活性化する曲を作る。
この楽曲生成にAI技術の遺伝的アルゴリズムを使った。ある程度ランダムにアレンジした楽曲を聴いてもらい脳を活性化する曲を絞り込む。クラシックやポップスなどジャンルを問わずに曲を生成できるため、普段よく聞くジャンルの曲を脳の活性化に使える。今後、脳波応答にリアルタイムで作曲するAIを目指す。
日刊工業新聞2017年2月3日