春の訪れを告げる日本固有の謎多きクラゲが鴨川シーワールドで
4月上旬まで「カミクラゲ」を展示
鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、館長:勝俣浩)では、エコアクアローム内「クラゲライフ」にて、春の訪れを告げる「カミクラゲ」の展示を1月25日(火)から開始した。
「カミクラゲ」は、冬から春にかけて日本の太平洋沿岸に現われる日本固有のクラゲだ。春先に見られる代表的なクラゲで、カサの大きさは6㎝ほどに成長し、髪の毛のような触手をなびかせて浮遊する姿が名前の由来。
房総半島では、東京湾内の漁港などに姿を現わす。ただ生態には不明な点が多く、出現する春以外の生活は未だ謎につつまれているクラゲで、桜の花が散る4月頃には姿を消してしまう……という神秘的なクラゲだ。
鴨川シーワールドでは、1月中旬頃から「カミクラゲ」を求めて東京湾内の漁港を調査しはじめ、今年は1月21日(土)に富津市大貫の漁港で、カサの大きさが1~3㎝ほどの個体の採集に成功し、展示公開の運びとなった。
Q.どうしてカミクラゲの展示をしようと思われたのでしょうか?
A.毎年この時期に姿を現す「春らしい」生き物であること、そして、ひときわその姿が美しいクラゲであることからです。
Q.謎が多いカミクラゲ。展示期間終了後はどういう展望をお持ちでしょうか。
A.飼育が難しく、繁殖例もないため、長く飼育をして繁殖につなげていきたいと思っています。
Q.採集・展示にあったって、難しかった点はなんですか?
A.これはすべてのクラゲに言えることですが、キズがつきやすい生き物なので、海にいるものを大きなひしゃくで1個体ずつ丁寧に採集しなければいけないことが大変です。
春を知る術は多い。
綻んできた草花の蕾、桜の開花、暖かくなる風。
鴨川シーワールドの館内、しかも照明が限られたエコアクアローム内「Kurage Life」にも春はしっかり訪れていた。
房総に春の訪れを告げる「カミクラゲ」は、4月上旬頃まで展示の予定だ。春以外の生活が謎につつまれている神秘的なクラゲを、職員の方が1つ1つひしゃくですくって採集したクラゲをぜひこの機会に。
「カミクラゲ」は、冬から春にかけて日本の太平洋沿岸に現われる日本固有のクラゲだ。春先に見られる代表的なクラゲで、カサの大きさは6㎝ほどに成長し、髪の毛のような触手をなびかせて浮遊する姿が名前の由来。
房総半島では、東京湾内の漁港などに姿を現わす。ただ生態には不明な点が多く、出現する春以外の生活は未だ謎につつまれているクラゲで、桜の花が散る4月頃には姿を消してしまう……という神秘的なクラゲだ。
鴨川シーワールドでは、1月中旬頃から「カミクラゲ」を求めて東京湾内の漁港を調査しはじめ、今年は1月21日(土)に富津市大貫の漁港で、カサの大きさが1~3㎝ほどの個体の採集に成功し、展示公開の運びとなった。
春を告げる謎が多いクラゲ、という事で、早速鴨川シーワールド クラゲ担当の開発展示課 課長・齋藤 純康(さいとう よしみち)氏にお話を伺った。
Q.どうしてカミクラゲの展示をしようと思われたのでしょうか?
A.毎年この時期に姿を現す「春らしい」生き物であること、そして、ひときわその姿が美しいクラゲであることからです。
Q.謎が多いカミクラゲ。展示期間終了後はどういう展望をお持ちでしょうか。
A.飼育が難しく、繁殖例もないため、長く飼育をして繁殖につなげていきたいと思っています。
Q.採集・展示にあったって、難しかった点はなんですか?
A.これはすべてのクラゲに言えることですが、キズがつきやすい生き物なので、海にいるものを大きなひしゃくで1個体ずつ丁寧に採集しなければいけないことが大変です。
春を知る術は多い。
綻んできた草花の蕾、桜の開花、暖かくなる風。
鴨川シーワールドの館内、しかも照明が限られたエコアクアローム内「Kurage Life」にも春はしっかり訪れていた。
房総に春の訪れを告げる「カミクラゲ」は、4月上旬頃まで展示の予定だ。春以外の生活が謎につつまれている神秘的なクラゲを、職員の方が1つ1つひしゃくですくって採集したクラゲをぜひこの機会に。