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トイレでもう迷わない。日本レストルーム工業会、トイレの絵記号標準化

 日本レストルーム工業会は17日、トイレ操作パネルの標準ピクトグラム(絵記号)を策定し、発表した。訪日外国人旅行者(インバウンド)の急増を受け、外国人にも分かりやすいデザインとした。同工業会に加盟する主要メーカー9社が、2017年度以降に国内外で発売する新製品から順次採用する。国際標準化機構(ISO)への申請も予定している。

 策定した絵記号(写真)は「便座開閉」「便器洗浄」など、トイレの基本操作に関する計8種類。インターネットのウェブ上で実施したアンケートの検証とともに、直感的な分かりやすさや各絵記号間の統一感を考慮し、デザインを決めた。

 同日、都内で会見を開き、新絵記号を披露した。会見には喜多村円会長(TOTO社長)をはじめ有代匡(ただし)副会長(LIXIL専務役員)などの役員が顔をそろえた。喜多村会長は「この第一歩が温水洗浄便座の一層の普及と、観光立国としてのおもてなしの取り組みに役立つと考えている」と強調した。
日刊工業新聞2017年1月18日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
便器洗浄(大)と便器洗浄(小)だけすごく分かりにくいような…まあ押し間違えても問題ないボタンではあるのですが。 たまに洗浄ボタンが見つけられないこともあるので、場所もある程度統一してくれるとありがたいです。

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