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ヨーカ堂の新社長は中国事業の基盤築く

再建は本格化するか
 セブン&アイ・ホールディングス(HD)はイトーヨーカ堂など2事業会社の社長を3月1日付けで交代する人事を12日発表した。イトーヨーカ堂では三枝富博常務執行役員(67)、ファミリーレストラン「デニーズ」を展開しているセブン&アイ・フードシステムズでは小松雅美取締役執行役員(57)が社長に昇格する。

 総合スーパーを展開するイトーヨーカ堂と外食チェーンを手がけるセブン&アイ・フードシステムズは、いずれも業績不振に陥っており、経営体制を刷新することで立て直しを図る。
小松氏(左)と三枝氏  


三枝 富博(さえぐさ・とみひろ)氏
【略歴】73年(昭48)明治大法卒、同年大和証券入社。76年イトーヨーカ堂入社、11年執行役員、13年常務執行役員。神奈川県出身。

小松 雅美(こまつ・まさみ)氏
【略歴】83年(昭58)日大文理卒、86年デニーズ・ジャパン入社、12年セブン&アイ・フードシステムズ執行役員、14年取締役執行役員。千葉県出身。
日刊工業新聞2017年1月12日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
イトーヨーカ堂の社長になる三枝氏は中国事業の基盤を築いた塙昭彦氏の薫陶を受けた人。塙氏と一緒に中国事業を拡大してきた。今回、三枝氏がヨーカ堂の社長に就任することで、ヨーカ堂の再建が本格化するか。

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