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ボーイング、15年末の民間機融資は約15兆円。日本からの融資拡大

今後20年で製造される民間機は、3万6770機になる見通しも示す
 ボーイングは、2015年末の民間航空機融資の資金需要は、前年比約8%増の1240億米ドル(約15兆908億円)と予測した。5月21日に都内で開催した融資・投資会議で発表した。また、今後20年で製造される民間機は、3万6770機との見通しを示した。

 ボーイング・キャピタル・コーポレーションのカスタマー・ファイナンス担当バイス・プレジデント兼グローバル・チーフ、ジョーダン・ウェルトマン氏によると、日本からの融資はここ数年で大幅に増加し、世界の民間航空機引き渡しに対する融資の中でもトップレベルだという。さらにウェルトマン氏は、航空機融資の資金需要は世界的な需要と投資への安定性から、引き続き堅調に推移すると見ている。

 ボーイングは航空機融資の投資家向けの会議を年5回開催。都内での会議では、日本の民間金融機関、投資会社、航空機リース会社、輸出信用機関、法律事務所から150人以上が参加した。
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
ボーイングによる今年末の民間機融資予測。今後20年で製造される民間機は3万6770機を見込んでいます。

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