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1枚1000円の板チョコ!明治、バレンタインデー商戦に投入

国際大会で金・銀賞を受賞
1枚1000円の板チョコ!明治、バレンタインデー商戦に投入

今月20日発売される「明治ザ・チョコレート ドミニカダークミルク」

 明治(東京都中央区、川村和夫社長)は、価格が消費税抜きで1枚1000円する板チョコレート「明治ザ・チョコレート ドミニカダークミルク」を、20日に発売する。一部の百貨店などで限定販売する商品。上質感のある、金属製ケース入り。

 カカオ産地として注目を集めるドミニカ共和国産カカオを用い、フルーティーさと力強さを持つ味に仕上げた。バレンタインデーのギフトや個人向け商品として売り込む。ドミニカダークミルクはチョコレートの国際大会である「ICA」アジア大会で金賞、同米国大会で銀賞をそれぞれ受賞した。明治は大人向け商品としてカカオ豆産地にこだわったチョコや、ポリフェノール成分強化などにより、高級化に力を入れている。

日刊工業新聞2017年1月6日



認知症の予防効果あり


 明治は愛知学院大学、愛知県蒲郡市との「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」で、カカオポリフェノールを多く含むチョコを継続摂取した場合、脳由来神経栄養因子のBDNF値が上昇することを確かめた。BDNFは記憶効果を高めたり、アルツハイマー型認知症との関連性が報告されており、研究に携わった愛知学院大の大澤俊彦教授は「チョコの摂取で認知症を予防したり、進行を遅らせられる可能性が高い」という。明治は共同研究成果を、高齢者向けの認知症予防食品やチョコのPRに活用する。

 3者の共同研究は蒲郡市のヘルスケア計画の中で2014年3月にスタートし、45―69歳の中高年男女347人にカカオ分72%の高ポリフェノールチョコを1日25グラム、4週間続けて摂取してもらい、効果を調べた。すでに高血圧の人の血圧低下や動脈硬化予防効果を確認済みで、今回、新たにBDNF値の上昇と酸化ストレス指標の低下を確かめた。

 明治は今回の研究で特定保健用食品(トクホ)や健康機能性食品に直ちに活用はしないものの、チョコのイメージアップや消費拡大につながるとみている。

日刊工業新聞2015年5月22日



松井里奈
松井里奈 Matsui Rina 総合事業局イベント事業部 副部長
"限定""高級"といったキーワードがくれば売り切れ必至の予感が。。。 バレンタインデーの贈り物としてだけでなく、自分用に買う人も多そうだ。

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