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クレジットカード会員向け「永久不滅ポイント」で投資ができる?  

クレディセゾンがサービス、投資信託の運用状況でポイント残高が変動
 クレディセゾンはクレジットカード会員向けの「永久不滅ポイント」を運用できるサービスを始めた。実際の資金や貯金を利用せずに、長期的な投資を類似体験できるようにした。資産形成や資産運用に対してリテラシーを高めてもらう「投資の入門サービス」と位置付け、若年層や子育て中の女性など幅広い層の金融商品への興味と関心を喚起する。

 永久不滅ポイントに追加したサービス機能は「ポイント運用サービス」。永久不滅ポイント付きカードを持つ会員のうちインターネット会員が対象。積極的に増やすコースと安定的な運用を目指すコースが選択できる。

 利用ポイントを100ポイント単位(1ポイントは5円相当)で運用できる。取り出しの場合は1ポイント単位で可能。ポイント残高はマネックス・セゾン・バンガード投資顧問(東京都港区)が運用する投資信託の運用状況に応じて変動する。クレディセゾンはこうした実際の金融商品に連動する仕組みに関して、特許を出願中だ。
日刊工業新聞2016年12月29日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
クレジットカードなどのポイントは、サービスを提供している企業のバランスシート上では引当金として負債に計上されますが、利用者からみれば貯蓄のようなものです。ポイントは現金ではない分、投資へのハードルが低く資産運用の入門としてはうってつけかもしれません。

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