ニート増えればアリの巣崩壊。働きアリ“過労死”

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働くアミメアリの群れ(京大提供)
 いわゆる「ニート」が増えると、アリの巣が滅びやすくなることが分かった。個人の利益と社会の利益が相反する「公共財ジレンマ」がアリの社会にも存在した。日本に広く生息するアミメアリは、働けない特性が遺伝する。ニートが5割を超えると巣が崩壊する。

 アミメアリは中心となる女王アリがおらず、皆で卵を産み、皆で働く社会を形成する。ただ、ニートは卵を生むだけ。おかげで働くアリがたくさん働くようになって“過労死”、次第にニートが増える。京都大学の土畑重人助教はニートが5割を超えると、崩壊に向けて後戻りできなくなることを突き止めた。

 土畑助教は「なぜアミメアリはニートを許すのか。ニートが周囲に娯楽でも提供しているのか」と頭を抱える。解明できれば社会の寛容さの起源が明らかになる。

日刊工業新聞2016年12月21日

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局DX編集部
記者

人間社会だけでなく、アリにもニートがいたとは…しかし一定数のニートアリの役割は何なのでしょう。逆にニートアリが一匹もいない環境だとどうなるのか、気になります。

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