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白色のオムライスがこれからレストランでも増える!?

キユーピー、白い黄身の卵料理を外食・菓子店に拡販
白色のオムライスがこれからレストランでも増える!?

黄身が白い卵のメニュー

 「白い黄身の卵の料理はいかが?」。キユーピーは外食向けに、黄身の白い卵でつくった料理食材営業を強化する。現在の容量1キログラムに加え、500グラムの小容量品を2017年2月15日に発売するほか、ホワイトプリンベースやオムレツでも小容量商品を投入する。ホテルレストランで珍しさから白色のオムライスが人気となっており、今後は居酒屋や菓子店、訪日外国人向け需要も期待できるとみて拡販する。

 同社は03年に、黄身が白い卵「ピュアホワイト」を開発した。マリーゴールドやパプリカなど、黄色や赤色を強める材料を含まない専用飼料を鶏に与えてつくる。ロールケーキやカステラ、プリンなどの色をより白くでき、白身だけ使うのに比べ味やコクに勝る。

 卵かけご飯などは黄身が濃い卵が好まれるため「最初はほとんど売れなかった」(同社)が、ここ数年、ロールケーキやオムレツなどで白色の利点に注目が高まり、売り上げが伸びた。卵を多く使う3月のイースターなどをにらみ、小規模菓子店などに売り込む方針だ。
日刊工業新聞2016年12月16日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
オムライスは黄色で食べたい。うけるかは料理にもよるでしょうね。

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