世界初か。「銅粉末」を使った3Dプリンターによる試作開発サービス
小田原の中小企業、コイワイが金属粉末積層工法で。HV車などのパワーデバイスの製造に向く
【横浜】コイワイ(神奈川県小田原市)は、3Dプリンターを使用した銅粉末による試作開発サービスを始めた。成形は金属粉末積層工法で行う。同社によると銅粉末を使ったサービスは国内初という。ハイブリッド車(HV)に搭載するパワーデバイス部品の製造に適している。価格は案件ごとに異なる。初年度は1000万円の売り上げを見込む。
熱伝導率がよい銅粉末を利用することで、過電流による膨張に耐え、冷却効果が期待できる。コイワイでは顧客の図面を製品化するほか、自社で熱交換機、冷却プレート、ヒートシンクなど(写真)の部品の開発も進める。
金属粉末積層工法を行う3Dプリンターはドイツ製の「コンセプトレーザー」。最大造形領域は幅250ミリ×奥行き250ミリ×高さ250ミリメートル。今後、次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)と協力して国産機の開発を進める。小岩井修二専務は「積層技術の量産実用化を目指したい」と話している。
熱伝導率がよい銅粉末を利用することで、過電流による膨張に耐え、冷却効果が期待できる。コイワイでは顧客の図面を製品化するほか、自社で熱交換機、冷却プレート、ヒートシンクなど(写真)の部品の開発も進める。
金属粉末積層工法を行う3Dプリンターはドイツ製の「コンセプトレーザー」。最大造形領域は幅250ミリ×奥行き250ミリ×高さ250ミリメートル。今後、次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)と協力して国産機の開発を進める。小岩井修二専務は「積層技術の量産実用化を目指したい」と話している。
日刊工業新聞2015年05月22日 機械・ロボット・航空機面