富士重、2021年度にターボ搭載車8割に
米国の燃費規制に対応
富士重工業は2021年度にスバル車の世界生産に占めるターボチャージャー(過給器)付きエンジンの搭載比率を約1割から8割に引き上げる。19年度に排気量1800ccの新型過給器付きダウンサイジングエンジンを開発し、スポーツワゴン「レヴォーグ」次期モデルなどに順次、搭載する計画。主戦場の米国で燃費規制が厳しくなる中、今後も主力と位置付けるガソリンエンジンで燃費を向上できる新型エンジンを採用し、競争力を維持する。
富士重は19年に同1800cc、20年に同1500ccの過給器付きダウンサイジングエンジンの量産を群馬製作所(群馬県太田市)で始める方針。すでにサプライヤーの選定に入った。
同2000ccと、同1600ccのエンジンが新型に置き換わる予定。20年度にスバル車の世界生産計画の5割に相当する50万基超を、21年度には90万基超を生産する計画だ。
これまで過給器付きエンジンはレヴォーグのほか、スポーツ車「WRX」、スポーツ多目的車(SUV)「フォレスター」の一部車種に採用している。
燃費向上ではなく、走行性能を重視して過給器を搭載している車種もあり、15年度の過給器付きエンジンの世界生産数は11万3000基だった。
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同2000ccと、同1600ccのエンジンが新型に置き換わる予定。20年度にスバル車の世界生産計画の5割に相当する50万基超を、21年度には90万基超を生産する計画だ。
これまで過給器付きエンジンはレヴォーグのほか、スポーツ車「WRX」、スポーツ多目的車(SUV)「フォレスター」の一部車種に採用している。
燃費向上ではなく、走行性能を重視して過給器を搭載している車種もあり、15年度の過給器付きエンジンの世界生産数は11万3000基だった。
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日刊工業新聞2016年12月13日