社長が選ぶ今年の社長、初めてトップ10入りした3人とは?
トップは2年ぶりにソフトバンクの孫社長。上場組が躍進
産業能率大学が6日発表した「社長が選ぶ今年の社長2016」によると、孫正義ソフトバンクグループ社長が2年ぶりに1位に返り咲いた。2位はトヨタ自動車の豊田章男社長。日産自動車のカルロス・ゴーン会長兼社長が3位となり、5年ぶりにトップ10入りした。
孫氏は08年の調査開始以来5回目のトップとなった。9月に約3兆3000億円を投じて半導体設計の英アーム・ホールディングスを買収。10月には10兆円の出資ファンド設立を表明するなど、IoT(モノのインターネット)市場を見据えた大型買収、攻めの投資を続ける姿勢が評価された。
13年から孫氏とトップを競っている豊田氏は「時代のニーズに合った戦略を進めている」「歴史ある会社を現代に合わせて改革を進めている」など堅実に改革を進め、技術チャレンジなどをしている点が評価された。
ゴーン氏は、燃費不正で販売台数が激減した三菱自動車を傘下に収めたことで再建を期待する声が寄せられた。
初のトップ10入りは3人。子供から大人まで幅広く使うツールとなったLINE社長の出澤剛氏が5位に、経営を安定化させ東証1部上場を果たした青柳俊彦JR九州社長は8位、長年増収増益を続けているニトリホールディングスの似鳥昭雄会長は10位だった。
調査は11月11―18日にインターネット調査会社を通じて実施。社員10人以上の企業経営者を対象に404の有効回答を得た。
孫氏は08年の調査開始以来5回目のトップとなった。9月に約3兆3000億円を投じて半導体設計の英アーム・ホールディングスを買収。10月には10兆円の出資ファンド設立を表明するなど、IoT(モノのインターネット)市場を見据えた大型買収、攻めの投資を続ける姿勢が評価された。
13年から孫氏とトップを競っている豊田氏は「時代のニーズに合った戦略を進めている」「歴史ある会社を現代に合わせて改革を進めている」など堅実に改革を進め、技術チャレンジなどをしている点が評価された。
ゴーン氏は、燃費不正で販売台数が激減した三菱自動車を傘下に収めたことで再建を期待する声が寄せられた。
初のトップ10入りは3人。子供から大人まで幅広く使うツールとなったLINE社長の出澤剛氏が5位に、経営を安定化させ東証1部上場を果たした青柳俊彦JR九州社長は8位、長年増収増益を続けているニトリホールディングスの似鳥昭雄会長は10位だった。
調査は11月11―18日にインターネット調査会社を通じて実施。社員10人以上の企業経営者を対象に404の有効回答を得た。
日刊工業新聞2016年12月7日