神戸発の「別品(べっぴん)」さんを創ろう!
朝ドラモデルのファミリアなどが博覧会
子供服メーカー、ファミリア(神戸市中央区)の岡崎忠彦社長が発案した企画展「神戸別品博覧会」が神戸市中央区の商業ビルでスタートした。フェリシモやアシックスなど神戸の複数企業も参画する。参画企業とアーティストが協働し、神戸発の特別な商品「別品(べっぴん)」を開発していく。2017年5月まで開催し、その間に約200の衣食住関連の商品を作り出す計画だ。現時点で約40の新商品が検討されており、順次展示・販売する。ファミリアの創業者をモデルとしたNHKの連続テレビ小説『べっぴんさん』のセットも置く。岡崎社長は「新しいモノが神戸から生まれ、人が集まる仕掛けを作っていきたい」としている。
ファミリアは皇室御用達の子供服メーカーとしても知られ、『べっぴんさん』のモデルは創業者の1人、坂野惇子さんだ。戦後の神戸を舞台に、仲間と力を合わせて母と子のための子供服づくりにまい進する物語。
“別品”とは「特別に良い品」の意。岡崎社長の考えに地元の有力経営者が賛同。通信販売大手・フェリシモの矢崎和彦社長もその1人。「神戸の未来を創りたいという彼の情熱に動かされた」という。
「今の神戸には昔の輝きがなくなっているように感じる」と岡崎社長。開発した別品は、一棟借りした商業ビルなどで販売する。人が恒常的に集まる仕掛けを作りたいという。
「べっぴん」つながりの朝ドラ放映は、まさに絶好のタイミング。関連イベントへの追い風も期待できる。ただ別品博の関係者は「一過性の事業にはしない」と口をそろえる。神戸発で数多くのヒット商品を生み出せば、自然に人を呼ぶ力が備わるはずだ。
ファミリアは皇室御用達の子供服メーカーとしても知られ、『べっぴんさん』のモデルは創業者の1人、坂野惇子さんだ。戦後の神戸を舞台に、仲間と力を合わせて母と子のための子供服づくりにまい進する物語。
“別品”とは「特別に良い品」の意。岡崎社長の考えに地元の有力経営者が賛同。通信販売大手・フェリシモの矢崎和彦社長もその1人。「神戸の未来を創りたいという彼の情熱に動かされた」という。
「今の神戸には昔の輝きがなくなっているように感じる」と岡崎社長。開発した別品は、一棟借りした商業ビルなどで販売する。人が恒常的に集まる仕掛けを作りたいという。
「べっぴん」つながりの朝ドラ放映は、まさに絶好のタイミング。関連イベントへの追い風も期待できる。ただ別品博の関係者は「一過性の事業にはしない」と口をそろえる。神戸発で数多くのヒット商品を生み出せば、自然に人を呼ぶ力が備わるはずだ。
日刊工業新聞2016年9月29日の記事に加筆