台北に高さ93mの“らせんマンション”を施工した日本のゼネコンは
熊谷組は16日、同社の台湾現地法人が台北に建設している超高層デザイナーズマンション「陶朱隠園(タオヂュインユェン)」が上棟したと発表した。同マンションはデオキシリボ核酸(DNA)の二重らせん構造のようなフォルムが特徴。建物一体型の太陽光発電システムや雨水リサイクルなど、数多くの環境負荷低減に配慮した機能を持つ。完成は2017年9月末の予定。
同マンションは現地大手デベロッパーの中華工程が発注者。施工は熊谷組の100%子会社、華熊営造が担当する。マンションは40戸の分譲で高さは93・2メートル。販売価格は明らかにしていないが、現地で最上級クラスになるとみられる。
同日上棟式に出席した、中華工程を傘下に持つ威京総部集団の沈慶京主席は「(植栽により)CO2(二酸化炭素)を年間約130トン吸収できる。華熊営造と協力して成功させる」と強調。樋口靖熊谷組社長は「難しい構造物は技術的に勉強になる」と述べた。
(台北=村山茂樹)
同マンションは現地大手デベロッパーの中華工程が発注者。施工は熊谷組の100%子会社、華熊営造が担当する。マンションは40戸の分譲で高さは93・2メートル。販売価格は明らかにしていないが、現地で最上級クラスになるとみられる。
同日上棟式に出席した、中華工程を傘下に持つ威京総部集団の沈慶京主席は「(植栽により)CO2(二酸化炭素)を年間約130トン吸収できる。華熊営造と協力して成功させる」と強調。樋口靖熊谷組社長は「難しい構造物は技術的に勉強になる」と述べた。
(台北=村山茂樹)
日刊工業新聞2016年11月17日