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人型変形ロボット、車型にトランスフォーム

アスラテックなどが来年の開発目指す
人型変形ロボット、車型にトランスフォーム

アスラテックが開発に協力したタカラトミーの「バンブルビー」

 アスラテック(東京都千代田区)、三精テクノロジーズ、BRAVE ROBOTICS(同江戸川区)の3社は、共同で有限責任事業組合(LLP)を設立し、人が乗れる人型変形ロボットを開発する。アミューズメントパーク向けで2017年中の完成を目指す。

 ロボットの名称は「ジェイダイト・ライド」。全長約4メートルで人型のロボットモードと、車型のビークルモードに変形する。人型では二足歩行が可能。車型は人が乗って運転できるようにする。

 アスラテックとBRAVE ROBOTICSは15年6月から開発プロジェクトを進めおてり今回、三精テクノロジーズが加わった。BRAVE ROBOTICSがハードウエアの設計・製作を担当し、アスラテックが制御系のソフトウエアを担当している。

 ロボットのデザインには、メカニックデザイナーの大河原邦男氏を迎えている。
日刊工業新聞2016年11月16日
石橋弘彰
石橋弘彰 Ishibashi Hiroaki 第一産業部
ロボット研究開発では、「ロボットは人型でなくてもいい」という考え方が主流になっている。長年研究しても人間と同じように動き、働くには時間がかかりそう。それならロボットがいまできることをやってもらい、社会に役立つ方が良いという。だが、マンガやアニメーションの世界で人型ロボットに触れてきた人間にとって、やはり人型ロボットが活躍する社会を見たいという思いがある。エンタメ向けとはいえ、人型変形ロボットへができるとなると楽しみになる。

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