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”教官”はJALのCA!観光ガイドを指導

”教官”はJALのCA!観光ガイドを指導

JAL流の接客を手ほどき

 福岡県などと九州観光推進機構(福岡市中央区)は、同市内で「九州アジア観光アイランド特区ガイドスキルアップセミナー」を初めて実施した。国の特区制度に基づき、独自運用している通訳案内士の技術向上が狙い。日本航空(JAL)客室教育・訓練室の宍戸尚子サービスアドバイザーが、特区ガイドら18人にJAL流ホスピタリティーを伝えた。

 ロールプレイング(写真)を交えて行い、「接客で大切なのは相手の心に届くこと」「クレーム対応は顧客獲得のチャンス」といったノウハウを指導。受講者から「子どもにはどう対応すべきか」「笑顔を保つには」など実践的質問が相次いだ。締めくくりに宍戸氏は「ガイドの仕事を楽しむことがおもてなしにつながる」と激励した。

 九州では訪日外国人の受け入れ態勢を整備している。JALはこの2月に同機構と結んだ協定に基づく、連携事業の第1弾として講師を派遣した。セミナーは2日間の日程で行われ、2日目には模擬バスツアーとして北九州市内を訪問した。(福岡)
日刊工業新聞2015年03月23日 列島ネット面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
ガイドの良し悪しで旅行先の印象は大きく変わるだけに、観光ガイドは“インフラ”として質・量ともに高めることが重要ですね。

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