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イマドキの若いもんは…ミスの指摘に「説明しなかった方が悪い」「仕事は7割で合格」

イマドキの若いもんは…ミスの指摘に「説明しなかった方が悪い」「仕事は7割で合格」

70年当時の新入社員研修

 イマドキ若手社員は「仕事は7割できれば合格」、上司・先輩からのミスの指摘は「説明しなかった方が悪い」―。日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)が実施した調査によるとこんな結果が。これには働き方、価値観の多様化が影響していると解説するが、はてさて“植木等”のスーダラ社員復活との見方もある。

 同調査では新入社員は「失敗は重要」との認識を8割以上が持っているが、「失敗はしたくないので、責任ある大きな仕事は任されたくない」人が62・4%。「自分からは取り組もうと思わない」人となるとさらに71・0%に増える。

 上司・先輩から依頼された仕事について、その仕事をする意図が不明確な時、「仕事に取り組むべきかしばらく考える」人は29・6%、「とりあえずいわれた通りに行う」人が70・4%。

 だが、十分な説明がなく間違いを指摘された時は「上司・先輩に責任がある」と思う人が64・8%。「自分に責任がある」と思う人が35・2%。説明が十分かどうかの判断は難しいところだが、見方は分かれた。

 仕事は「7割程度できていれば良い」は56・2%で、「100%を目指す」は43・8%。こうした新入社員を上司・先輩は、新入社員のレベルは下がり(64・0%)、打たれ弱い(76・5%)と見ている。

 イマドキ若手社員の仕事に対する意識を調査するため、能率協会では今年6月、2015年から2016年に入社した新入社員179人と、先輩・上司258人にインターネットを使いアンケートを実施した。
日刊工業新聞2016年11月3日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
「最近の若いもんは…」と嘆くだけでは溝が深まるばかり。受け入れる側も新入社員の傾向変化に柔軟に対応できているのか?と問う必要があります。 JMAのリリースでは、こういった若手社員に対して「ゴールを設定する、ロールモデルを見つけられるようにする」「職場ぐるみで育成する」「短期、長期のサイクルで振り返りをする」といった対応策が挙げられています。

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