JAXA、来月から宇宙空間で新型薄膜太陽電池の実証

シャープと共同開発、自動車業界も注目

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こうのとり6号機に搭載する新型太陽電池の実証装置の外観(JAXA提供)
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、シャープと共同開発した宇宙用太陽電池の宇宙空間での実証実験を12月から始める。国際宇宙ステーション(ISS)に水や食料品を運ぶ国産物資補給船「こうのとり」6号機の外側に太陽電池の実証装置を搭載し、宇宙への打ち上げ時の衝撃や宇宙線への耐性などを調べる。新型太陽電池には自動車業界も注目しており商用化が期待される。

 同6号機は国産大型ロケット「H2B」で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から12月9日に打ち上げられる。実験期間は同6号機が軌道に投入されてから大気圏への再突入までの約3か月間。

 開発した太陽電池は、1枚(約27平方センチメートル)当たり0・33グラムで従来の15%の重量となり非常に軽い。また光エネルギーから電気エネルギーへの変換効率が32%と実用レベルとしては世界最高水準の変換効率を誇る。

日刊工業新聞2016年11月1日

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明豊
執行役員デジタルメディア局長 DX担当

こういう国プロに参加することはシャープの技術者にとっても励みになる。太陽電池に限らず技術者の流出歯止めが、シャープの重要課題の一つ。

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