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シリーズ累計100万部を突破した「かおノート」。誰になぜウケているのか?

コクヨが2008年7月の発行以来、じわじわと人気に
 笑った顔、うれしい顔、困った顔、照れた顔―。コクヨのシール絵本「かおノート」シリーズが好評だ。2008年7月の発行以来、シリーズ累計出荷数が100万部を突破した。顔に見立てたイラストのページに、目・鼻・口・ひげなどのパーツシールを貼り、顔を完成させて遊ぶシールブック。“顔”をテーマに「シールで誰でも手軽に創作できる点と、作り手の表現力によって面白いものにできあがる点」(同社)が支持され、3―5歳の子どもがいる若いファミリー層を中心に人気が広がっている。

 シリーズは1番人気の「かおノート」のほか、「同2」「同モンスター」の3種類。シールを本のページにセットしており、電車や車で移動中のオモチャとしても使える。絵本にペンや色鉛筆でイラストを描き加えるのも自由だ。

 消費税抜きの価格は1000円。書店、雑貨店、文具専門店、百貨店の玩具売り場、博物館のミュージアムショップなどで販売する。
日刊工業新聞2016年10月31日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
写真を見て直感的に、子供の頃に遊びでやった福笑いを思い出しました。デジタル全盛の時代に、アナログな製品が売れていると聞いて少しほっとしました。

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