大地震で北陸新幹線が脱線したら
JR西日本が救助訓練
大地震で北陸新幹線が脱線したと想定し、JR西日本は26日深夜から27日未明にかけ、新潟県糸魚川市梶屋敷の高架橋で乗客の救助訓練を行った。消防や県警など約110人が参加。運転終了後の線路で実際の車両を使い、情報伝達やけが人搬送の手順などを確認した。
訓練は新潟沖を震源とする震度6強の地震で、東京発金沢行き「かがやき」(12両編成)が脱線し、負傷者が出たと想定。車両はカーブで止まって傾き、蒸し暑く非常灯だけがともった車内では、車掌が負傷者の確認や消防との連絡調整などを行った。
乗客役が「痛い。救急車を呼んで」「今後どうなるのか」と訴えると、車掌は状況を説明。消防が到着すると、治療の優先度を判定するトリアージを行い、負傷者を搬送した。他の乗客は車両から線路や物資運搬用の通路に誘導し、高架下まで避難させた。
JR西日本金沢支社の伊豫拓也安全推進室長は「有意義だった。想定以上に時間がかかると分かったので、検証する必要がある」と話した。
訓練は新潟沖を震源とする震度6強の地震で、東京発金沢行き「かがやき」(12両編成)が脱線し、負傷者が出たと想定。車両はカーブで止まって傾き、蒸し暑く非常灯だけがともった車内では、車掌が負傷者の確認や消防との連絡調整などを行った。
乗客役が「痛い。救急車を呼んで」「今後どうなるのか」と訴えると、車掌は状況を説明。消防が到着すると、治療の優先度を判定するトリアージを行い、負傷者を搬送した。他の乗客は車両から線路や物資運搬用の通路に誘導し、高架下まで避難させた。
JR西日本金沢支社の伊豫拓也安全推進室長は「有意義だった。想定以上に時間がかかると分かったので、検証する必要がある」と話した。