2016年度グッドデザイン大賞、新しい世界地図図法「オーサグラフ世界地図」に決定
日本デザイン振興会は、グッドデザイン賞の2016年度グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)に慶應義塾大学鳴川研究室とオーサグラフの多面体図法による大きさや形の歪みをおさえた世界地図図法「オーサグラフ世界地図」を選定した。
2016年度のグッドデザイン賞受賞作1229件の中から、大賞候補6件を選出。審査委員、グッドデザイン賞受賞者、「みんなで選ぶグッドデザイン大賞」展来場者による投票を実施し、最多得票数を得た同作品が大賞を受賞した。
受賞作品発表にあたり、永井一史審査委員長は「今までは(世界地図図法の1つである)メルカトル図法にとらわれていた。オーサグラフにより新しい世界のとらえ方ができるようになる」と話した。また柴田文江副委員長は「地図は価値観の根底を作るもの。今の時代の価値観にこれまで使っていた地図があっていないことに気づき、新しい地図を作るという発想そのものがデザインだと思った」と評した。
慶応義塾大学政策・メディア研究科の鳴川肇准教授は「建築デザインで図面を書いている過程で世界地図にも興味を持った。1999年にアイデアを着想し、2005年に独立したころから研究を始めた。例えば現在、南極、北極に大きな資源が見つかっていてもめている。そういった地域を正しく表現できていないのはおかしいという意識があった。グローバル=球体という意味があるので、球体をイメージすることで真の国際意識が芽生えるのではと思う」と話した。
同賞金賞(経済産業大臣賞)には、アイディールブレーンの室内免震装置「ミューソレーター」や、電通の書籍「東京防災」など防災に関するもの、TESSの車いす「COGY」や同じく松永製作所の車いす「モルフ」など福祉に関するものなど19件が受賞した。
特別賞は「未来づくり」「モノづくり」「地域づくり」「復興デザイン」4部門で全19件が受賞した。
2016年度のグッドデザイン賞受賞作1229件の中から、大賞候補6件を選出。審査委員、グッドデザイン賞受賞者、「みんなで選ぶグッドデザイン大賞」展来場者による投票を実施し、最多得票数を得た同作品が大賞を受賞した。
受賞作品発表にあたり、永井一史審査委員長は「今までは(世界地図図法の1つである)メルカトル図法にとらわれていた。オーサグラフにより新しい世界のとらえ方ができるようになる」と話した。また柴田文江副委員長は「地図は価値観の根底を作るもの。今の時代の価値観にこれまで使っていた地図があっていないことに気づき、新しい地図を作るという発想そのものがデザインだと思った」と評した。
慶応義塾大学政策・メディア研究科の鳴川肇准教授は「建築デザインで図面を書いている過程で世界地図にも興味を持った。1999年にアイデアを着想し、2005年に独立したころから研究を始めた。例えば現在、南極、北極に大きな資源が見つかっていてもめている。そういった地域を正しく表現できていないのはおかしいという意識があった。グローバル=球体という意味があるので、球体をイメージすることで真の国際意識が芽生えるのではと思う」と話した。
同賞金賞(経済産業大臣賞)には、アイディールブレーンの室内免震装置「ミューソレーター」や、電通の書籍「東京防災」など防災に関するもの、TESSの車いす「COGY」や同じく松永製作所の車いす「モルフ」など福祉に関するものなど19件が受賞した。
特別賞は「未来づくり」「モノづくり」「地域づくり」「復興デザイン」4部門で全19件が受賞した。
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