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ソニー強し!デンソー、次期自動ブレーキシステムのセンサーに初採用

ソニー強し!デンソー、次期自動ブレーキシステムのセンサーに初採用

㊧従来品 ㊨ 新開発センサーの撮影画像比較(新開発の方が夜間の歩行者を鮮明に認識している)

 デンソーは25日、開発中の次期自動ブレーキシステム用画像センサーに、ソニーの相補型金属酸化膜半導体(CMOS)イメージセンサーを搭載すると発表した。単眼カメラの高性能化により夜間の歩行者認識が可能となる。デンソーがソニー製イメージセンサーを採用するのは初めて。

 実用化の時期は非公表としている。ただし日本と欧州の新車アセスメント「NCAP」の安全性能評価基準では2018年に自動ブレーキの衝突回避対象に夜間歩行者が加えられる方向となっており、それに対応する。

 ソニーはイメージセンサーで世界トップシェア。スマートフォン用カメラなどに広く使われている。デンソーの画像センサーは、トヨタ自動車の衝突回避支援パッケージ「トヨタ・セーフティー・センスP」に採用されているが、イメージセンサーはソニー製ではなかった。
日刊工業新聞2016年10月26日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
デンソーはこれまではおそらく自社開発していたとみられる。先日、先進運転支援システムや自動運転の画像認識システム向けAIや半導体で東芝と組むことを発表しており、先進デバイス周りで比較的クローズドな姿勢から他社との連携でスピード感を高めようとしているように見える。

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