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ドローンのモーターは中国製ばかり。ツカサ電工が防水・防塵で勝負

 ツカサ電工(東京都中野区、高橋博之社長)は、産業用飛行ロボット(ドローン)用ブラシレスDCモーター「DS―4010=写真」シリーズを開発した。定格出力900ワットタイプを12月に発売。2017年初から600ワット、1200ワット、2500ワットタイプも展開する。シリーズで16年度2000台、17年度4000台の販売を目指す。

 900ワットタイプの価格は3万8000円(消費税抜き)。タイプを広げてさまざまな用途や大きさのドローンへの採用を進める。

 同モーターは信頼性が高く雨にも強いインナーローター方式を採用した。同社の同方式のモーターの設計を大幅に見直し、約2割重量を減らしたほか熱対策、製造コスト低減を図りドローンに実装できるようにした。

 シリーズ全てで防水防塵も達成し、海水でも回転できる仕様も用意した。
日刊工業新聞2016年10月5日
石橋弘彰
石橋弘彰 Ishibashi Hiroaki 第一産業部
ドローンの駆動に使うモーターは、意外にも中国製がほとんど。「モーターといえば日本」という印象があるだけに驚く。ドローン市場は民生用では海外勢が優位ながら、これからの市場である産業用はメーカー各社がスタートラインの位置にある。国産のドローン用モーターが、ドローンメーカーにどういった付加価値を与えられるか、興味が湧く。

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