『あたりにくいサバ』売り込み!佐賀・唐津市、イカに続く名物になるか?
あたりにくいサバで観光客を当て込む―。佐賀県唐津市は九州大学との共同研究で2014年に完全養殖に成功したマサバ「唐津Qサバ」を観光資源にする取り組みに拍車をかける。市内の旅館や飲食店での取り扱いを増やし、16年シーズン(9月―17年6月)は15年シーズンの2・5倍となる約1万5000尾を出荷する計画だ。
唐津Qサバの「Q」は九大やクオリティーなどを意味する。餌の成分によって年間平均の脂質含量を20%以上にした。サバは食あたりしやすいといわれるが、卵の状態から出荷まで餌を管理することなどで、食中毒の原因となる寄生虫リスクを低く抑えられる。
現在の出荷は市内が中心。安定供給できるようになれば県外での普及も目指す。同市は「呼子のイカ」が全国に知られる名物。それに続くブランドへの成長が期待される。(佐賀)
唐津Qサバの「Q」は九大やクオリティーなどを意味する。餌の成分によって年間平均の脂質含量を20%以上にした。サバは食あたりしやすいといわれるが、卵の状態から出荷まで餌を管理することなどで、食中毒の原因となる寄生虫リスクを低く抑えられる。
現在の出荷は市内が中心。安定供給できるようになれば県外での普及も目指す。同市は「呼子のイカ」が全国に知られる名物。それに続くブランドへの成長が期待される。(佐賀)
日刊工業新聞2016年9月29日面