高級複製画がなぜ売れる?

共同印刷、売り上げ倍増。デジタル印刷技術で細やかな色使い実現

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 共同印刷が販売する高級複製画「東山魁夷マスターピースコレクション」シリーズが好調だ。同シリーズがけん引し、美術商品事業の2016年4―6月期の売上高は前年同期比で倍増した。

 5月には「緑響く」、8月には「行く秋=写真」を投入した。それぞれ価格が50万円(消費税抜き)と安くはないが、富裕層を中心に売れている。

 名作の細やかな色使いや濃淡の具合を高品質なデジタル印刷の技術で再現した。さらにアクリルガラスを作品に圧着し表現力を高めた。単なる複製を超え、プレミアム感を出せたことが、ヒットの要因の一つという。

 アート&カルチャー部の梅津秀樹部長は「商品企画、著作権者との交渉、工場への指示など的確に取りまとめ、質の高い作品にできた」と話す。今後も数カ月おきに同シリーズの新作を発売する。

日刊工業新聞2016年9月22日

COMMENT

後藤信之
編集局第一産業部
デスク

「東山魁夷マスターピースコレクション」は、アクリルガラスを紙に圧着する手法がポイントの一つ。これが作品に透明感と奥行きを与えているのだとか。また 額縁も特注品にするなどこだわっている。複製画というコモディティの付加価値を高めるための工夫がたくさん詰まっている。

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