ドコモ、携帯の電波でドローン実証へ
高速・大容量のデータや画像の伝送などに期待
NTTドコモは、近く携帯電話の電波を利用した飛行ロボット(ドローン)の実証を始める。携帯電話をドローンに搭載して上空で利用した場合の電波品質や地上での影響を調べる。総務省から免許を取得したのを受け、神奈川で実施する。今後は福岡など全国数カ所で行う。携帯電話でドローンを制御したり、高速・大容量のデータや画像の伝送など多様な産業分野に役立てる。管制システムの通信インフラとして、携帯基地局が利用できると期待される。
実証では、携帯電話で上空利用する際の受信環境を調査し、技術上や運用上の課題を抽出。合わせて、ドローンの通信品質の確保や地上の携帯電話利用の影響も調べる。
一定期間の実証を経て、その後、宅配や橋梁などインフラの劣化検知、農薬散布などの分野でのアプリケーション(応用ソフト)の開発に着手する。
携帯電話の上空利用を巡っては7月、電波法施行規則の一部を改正。これにより、実用化試験局の免許を受ければ実証できる。
実証では、携帯電話で上空利用する際の受信環境を調査し、技術上や運用上の課題を抽出。合わせて、ドローンの通信品質の確保や地上の携帯電話利用の影響も調べる。
一定期間の実証を経て、その後、宅配や橋梁などインフラの劣化検知、農薬散布などの分野でのアプリケーション(応用ソフト)の開発に着手する。
携帯電話の上空利用を巡っては7月、電波法施行規則の一部を改正。これにより、実用化試験局の免許を受ければ実証できる。
日刊工業新聞2016年9月9日