MRJ 週内にも飛行再開へ 米国出発は9月下旬
【名古屋】三菱航空機(愛知県豊山町、森本浩通社長、0568・39・2100)は、国産小型ジェット旅客機「MRJ」試験1号機の飛行試験を週内にも再開させる。新たな試験場所の米国に出発後、不具合により2日連続で引き返したが、その原因の究明と対策立案に一定のめどが立った。まず、愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)で地上試験を実施し、結果を踏まえて週内か、来週中で再開時期を決定する。
試験1号機は空調の監視システムの不具合により、8月27、28日いずれも米国への出発後に引き返した。原因の分析と飛行再開に向けたシミュレーションの完了後、地上試験に移る。米国への再出発には、経由地のロシアから空港使用などの許可の再取得が必要。飛行試験を問題なく終え、再取得が済めば、9月下旬にも再出発する見通しだ。
試験1号機は空調の監視システムの不具合により、8月27、28日いずれも米国への出発後に引き返した。原因の分析と飛行再開に向けたシミュレーションの完了後、地上試験に移る。米国への再出発には、経由地のロシアから空港使用などの許可の再取得が必要。飛行試験を問題なく終え、再取得が済めば、9月下旬にも再出発する見通しだ。
日刊工業新聞2016年9月7日 機械・航空機面