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ZMP、凸版、SAPが物流ロボットを使った倉庫IoT

キャリロ+RFID+クラウド、来年度システム提供へ
ZMP、凸版、SAPが物流ロボットを使った倉庫IoT

ZMPの物流支援ロボ「キャリロ」

 MP(東京都文京区、谷口恒社長)と凸版印刷、SAPジャパン(東京都千代田区)は3社共同で、物流支援ロボットを使った倉庫・物流施設向けIoT(モノのインターネット)システムの開発に乗り出した。ZMPの谷口社長によれば、2017年の提供開始を予定している。

 ZMPの物流支援ロボ「CarriRo(キャリロ)」と、凸版の無線識別(RFID)技術、SAPのクラウド対応統合業務パッケージ(ERP)とを組み合わせ、RFIDタグを付けた在庫のリアルタイム管理を実現する。14日に開幕する自動認識総合展の凸版ブースでソリューションを紹介する。

 キャリロは8月31日に出荷を開始した台車型搬送ロボ。ジョイスティック操作でほとんど力をかけずに重量100キログラムまでの荷物を運べ、作業者や親機のキャリロにも追従できる。ZMPは自律移動型や大型機も開発中。凸版では自社倉庫でキャリロを使いながら、ゆくゆくは一括ピッキングや作業員誘導、無人在庫棚卸などにも活用する方針だ。
日刊工業新聞2016年9月2日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
谷口さんがよく言う、ベンチャーも大企業も製造業もITも関係ない。最後は人がつながってコラボしていくことで突破するチャンスある、と。ZMPにどんどん企業が吸い寄せられていく流れはまだ続きそう。

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