ニュースイッチ

バッテリーが切れてもこいで走れる電動バイク 長崎県平戸市で快走中

地元企業ISOLAが開発した電動バイクの販売が好調
バッテリーが切れてもこいで走れる電動バイク 長崎県平戸市で快走中

100ボルトコンセントから充電できる

 自転車? それとも電動バイク?ISOLA(長崎県平戸市、有安勝也社長、0950・24・2633)が開発した自転車型電動バイク「Eサイクル=写真」が販売台数を伸ばしている。同社は2011年に創業し、これまでに100台を超えた。

特徴の一つが自転車と変わらない形状。重さは32キログラムしかない。折りたたんで車に積み込み、旅先での移動に使うこともできる。自転車と同じくペダルをこいでも乗れる。家庭の100ボルトコンセントから充電でき、50キロメートルの走行に必要な電気代は10円という。

地元の平戸市では自然の中で走行体験するツアーを開催。平戸市はEサイクルを、ふるさと納税の返礼品に採用した。有安社長は太陽光発電で電気代が不要になる仕組みを構想中。「交通が不便な場所で実証実験をしたい」と地方で生かしたい考えだ。(長崎)
日刊工業新聞2016年9月1日 中小企業・地域経済1面
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
坂の多い長崎ならではの開発コンセプトではないでしょうか。電動自転車とは違い、原付免許が必要なのでご注意を。

編集部のおすすめ