GEがRio 2016で贈ったレガシーギフト

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 オリンピック競技大会のワールドワイド・パートナーである米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、デジタル技術を活かし重要インフラを整備することで、開催都市や世界中のアスリートが観客や視聴者のために最高のパフォーマンスを実現できるようサポートしている。

 開催国や開催都市、組織委員会と密接に連携しながら、電気や水道、照明といった、会場に必要なインフラ整備。また、病院や選手村・総合診療所(ポリクリニック)には最先端の画像診断装置やデータ・記録管理システムを提供し、医師による治療やアスリートの健康管理をもサポートしている。

 GEがオリンピックの公式パートナーに就いたのは2005年1月。ブラジルで開催されるリオ2016大会の後も、韓国で開催される平昌2018冬季大会、東京2020大会でもワールドワイド・パートナーを務める予定で、リオでは2016パラリンピック競技大会もサポートする。

 「GEはIOCや現地の組織委員会と連携して、世界トップクラスのインフラソリューションを提供し、次の世代のために持続可能なレガシーを残すことをお約束する」と話すのは同社のジェフ・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)。

 GEは、リオ2016大会では160以上のインフラプロジェクトに携わっており、あらゆる会場で最先端テクノロジーを展開している。たとえば、開会式の会場となるマラカナン・スタジアムをはじめ主な会場や競技場では照明設備。国際放送センターででは、電力を安定供給することで、世界中で数十億人の視聴者が楽しむ生中継をバックアップしている。

競技施設の照明


 GEは、公式サッカー場1,068個分に相当する、面積にして合計430万m2を照らす19万個の照明設備を供給している。これらプロジェクトの半数には省エネ型LEDを導入するため、リオデジャネイロ市の電力消費量を50%以上節電することが可能。

(GE製の照明設備が導入されているカリオカアリーナはバーハ地区のオリンピックパークに位置する)

アスリートの健康管理


 GEはスポーツドクターや選手村・総合診療所(ポリクリニック)にMRIやレントゲン、超音波などの画像診断装置をはじめ、高度な医療診断技術を提供。2016年の大会では、より効率的なケアを実現するために、アスリート全員を対象とした電子カルテ(EMR)システムを初めて導入している。このシステムの活用により、医師やトレーナーはより早い段階により正確な診断を下すことができ、オリンピック選手のために的確な回復プランを立てることが可能。

(GEの医療診断装置は、ポリクリニックと推奨病院であるアメリカズ・メディカル・シティに設置されている)

配電システムの整備


 GEは国際放送センターに総合配電システムを提供し、同センターの運営に必要な電力を一元管理する。停電を回避するために3,000台超の無停電電源装置(UPS)を提供、約50億人にのぼる世界中の視聴者が競技中継を楽しめるよう、電力を安定供給している。

 GEのオリンピックへの支援は単なるスポーツイベントのスポンサー活動に留まらない。現在、そして将来的にも、開催都市に関わる全ての人が恩恵を受けられるようなテクノロジーやソリューションを提供することを目指している。

 リオ2016大会に関するレガシーギフトとしては、リオ最大の公立公園でありセーリングやサイクリングの競技場になる予定のフラミンゴ・パークや、歴史的な建造物が多く残るリオ中心部のラパ地区など、主要な公共スペースに消費電力を抑えた1600台の照明設備を寄贈。

 リモートコントロール技術が導入されたLED投光照明や街灯は電力消費量を50~78%削減、リオ市庁舎の維持費を低減しつつ照明品質を向上させることができるため、治安改善にもつながり、リオの住民や観光客にもメリットをもたらすだろう。

(GE製照明が設置されたラパ地区)

 リモートコントロール技術により、街の担当者は各照明器具が正常に作動しているかどうかをリアルタイム監視可能。それぞれにGPSチップを備えた各照明器具はノードや画像制御システムと連携しており、ウェブ・インターフェースを通じた各器具の監視や、メンテナンス等のニーズを迅速に通知することを可能。

 こうした照明に加え、リオデジャネイロにあるソウザ・アギアル病院のテクノロジー改善にも寄与している。ソウザ・アギアル病院は南米で2番目に大きな救急センターを備えており、リオに住む恵まれない人々に広く医療を提供。月平均で7,500人の患者を治療し、600件の手術を行っている。

 同病院の業務効率を高め、手術件数を増やし、放射線量を抑えて患者の安全性を確保するために、老朽化した外科機器や画像診断装置をより先進的な設備に交換した。そして、改修した放射線科には画像情報システムを導入する予定。より多くの患者がより迅速な治療を受けられるようになり、手術件数も30%増加する見通しだ。

(同病院へのレガシーギフトは、外科用X線撮影装置や医療用モニターをはじめ、麻酔器や一般X線撮影装置、CT、超音波診断装置など24アイテムが含まれる)

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COMMENT

明豊
執行役員デジタルメディア事業担当 DX統括

よくスポーツでは記録より記憶に残るというフレーズがある。日本は成熟国。ハコモノをどう活用するかも大切だが、東京ではスポンサー企業には記憶をしっかり残すことをしてもらいたい。それは文化でもある。日本はスポーツ文化という面ではまだまだ足りにものが多い。「東京後」も企業はスポーツに積極的、継続的に支援を。

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