いすゞ、中国・慶鈴汽車と大型トラック開発。AEC発足で需要取り込む
現地で製販、輸出も視野
いすゞ自動車は2017年度までに中国・慶鈴汽車グループと大陸での長距離輸送を見据えた大型トラックを開発する。日本に投入する大型車より一回り大きいキャブ(運転席)を設計。中国で製造販売し、東南アジア(ASEAN)への輸出も視野に入れる。ASEANは経済共同体(AEC)の発足で国境を越えた輸送の拡大が見込まれる。欧州メーカーも日本の子会社と連携して大型車を相次ぎ投入しており、競争が本格化しそうだ。
国土が広い中国は日本より輸送距離が長く、運転時間が長時間になる。いすゞは車両の高さが原則3・8メートルに制限される日本の大型トラックより大きいキャブを設計。長距離でも疲れにくい運転環境を確保し、トレーラーなどを開発する。
ドライバー2人が交代で運転する輸送形式にも対応して2段ベッドも装備できるなど、大陸を走る欧州車のような構造にする。大型トラックは慶鈴との中国合弁工場(重慶市)で生産する。生産台数は年間数千台の見通し。
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国土が広い中国は日本より輸送距離が長く、運転時間が長時間になる。いすゞは車両の高さが原則3・8メートルに制限される日本の大型トラックより大きいキャブを設計。長距離でも疲れにくい運転環境を確保し、トレーラーなどを開発する。
ドライバー2人が交代で運転する輸送形式にも対応して2段ベッドも装備できるなど、大陸を走る欧州車のような構造にする。大型トラックは慶鈴との中国合弁工場(重慶市)で生産する。生産台数は年間数千台の見通し。
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日刊工業新聞2016年7月25日