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ホテルの「新しいカタチ」いろいろ
旧赤プリ、ラグジュアリーとして27日にオープン
西武ホールディングス(HD)は子会社の西武プロパティーズ(埼玉県所沢市)が27日にオープンするグランドプリンスホテル赤坂跡地施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」(東京都千代田区)の施設やパブリックアートを報道関係者に公開した。
同施設はホテルやオフィス、商業施設が収容された西武HDでは初の本格的な複合施設。敷地面積約3万400平方メートル、延べ床面積約22万7200平方メートルで、総事業費は約1040億円に上る。レストランやスパ・フィットネスなどを完備した最上級ホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」を30―36階部分に配置した。
一方で、旧グランドプリンスホテル赤坂の旧館として親しまれた「旧李王家東京邸」を「赤坂プリンス クラシックハウス」として復元し活用。「WHITE DEER」をはじめ、由緒ある“紀尾井町”の歴史や緑を感じる九つのパブリックアート(公共芸術)も展示した。
鹿島は4日、香港でホテルの運営事業を拡大するため、新たに高級ホテル(イメージ)を建設すると発表した。香港島中心部のワンチャイ地区に、地上31階建てのホテルを建てる。6月30日に着工した。完成は2018年末を予定。19年の開業を目指す。
ホテル運営事業は、鹿島のアジア統括会社であるシンガポール現地法人、カジマ・オーバーシーズ・アジア(KOA)が香港のデベロッパー会社と共同で実施している。
すでに両社が開発・保有するホテル「ノボテルセンチュリー香港」の隣接地に新たなホテルを建設し、相乗効果を狙う。鹿島は香港のホテル市場で、今後も高い需要があると見込んでいる。
東京建物リゾート(東京都中央区、碓氷辰男社長、03・3274・0865)は、愛犬同伴型ホテル「レジーナリゾート軽井沢御影用水」を7月30日に開業する。1階客室に天然芝のプライベートドッグランを備えたほか、滑りにくい床材などを採用するなど設備面に工夫を凝らした。
スタッフには専門の知識を持った人材を配置。愛犬と食事を楽しむこともできる。東京建物リゾートの展開する愛犬同伴型ホテルは、これで5施設目。今後も年間2、3施設のペースで拡大を目指す。
(「レジーナリゾート軽井沢御影用水」客室に併設したプライベートドッグラン)
三重県志摩市で開かれた伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)を記念し、主会場となった志摩観光ホテル(同市・賢島)は7日から、オバマ米大統領が利用した客室に宿泊できるプレミアムプランなどを始める。同プランの料金は、2人で1泊2食付き50万円から。
ホテルによると、50万円のプランでは、オバマ氏が利用した「ザ クラシック」6階のロイヤルスイートルーム(広さ約96平方メートル)に宿泊。各国首脳らが食べたメニューを基に作った料理を、サミットで使用した円卓で食べられる。宿泊期間中は専属スタッフが付くほか、伊勢神宮訪問や賢島周辺でのプライベートクルーズなども体験できる。
食事のみのプランもあり、円卓を使わない場合は、プレミアムプランと同じメニューのディナーを1人3万8000円で味わうことができるという。
(志摩観光ホテル「ザ クラシック」のロイヤルスイートルーム=同ホテル提供)
京王電鉄はシティーホテルとビジネスホテルの中間の価格帯となる「宿泊特化型ホテル」事業を始める。2018年度中に札幌、京都、東京のいずれかで1号店を開業する方針だ。京王電鉄はシティーホテルの京王プラザホテル、ビジネスホテルの京王プレッソインの2ブランドを展開。新たなカテゴリーのホテルを設けることで、訪日外国人の増加で需要が拡大しているホテル事業を強化する。
新たに展開するカテゴリーのホテルは、客室面積はビジネスホテルよりも広めで、トイレと洗面台を分離したバスルームを備える。また、朝食もクオリティーを高め、大浴場を設置する。客室は200―300室程度となる。訪日外国人の人気が高い大都市を中心に展開する計画。札幌市内で開業に向けて事業に着手した。
ホテル、ニューグランドはアソシア(東京都千代田区)が提供する「結婚式総合保険」の取り扱いを始めた。関東地区のホテルで結婚式関連の損害保険を扱うのは初めて。新郎新婦の保険料は3万円。主な保険対象の補償限度額は式のキャンセル費用が500万円、式場設備の破汚損修理費が100万円、貸衣装の破損修理費が30万円。
星野リゾートは13日、インドネシア・バリ島に建設中の「星のやバリ」を11月に部分開業し、2017年3月にグランドオープンすると発表した。星のやバリはバリ島のウブドに建設中で、当初、14年の開業を予定していたが、建設工事の遅れで、これまでにも数回にわたり開業時期を延期。直近では今夏の開業を目指していた。星野佳路社長(写真)は「なんとか年内に開業したい」と述べた。
また、進出を計画している山口県の長門湯本温泉について、長門市からの要請を受け、街づくり全体のマスタープランを策定し、6月下旬にも提出する。
長門湯本温泉は14年1月に老舗旅館の白木屋グランドホテルが経営破たんし、観光客が減少。長門市は同ホテルの跡地に星野リゾートを誘致し、温泉旅館ブランド「界」の開業を計画している。星野社長は「街全体を魅力的にする計画を作り、国内でもトップ10に入る人気温泉街にする」と述べ、長門湯本温泉の再生に意欲をみせた。
小田急電鉄は13日、子会社UDS(東京都渋谷区)が運営する「ホテルカンラ京都」の資産とともに、隣接する大手予備校の代々木ゼミナール保有の旧京都校の校舎を取得すると発表した。代ゼミ校舎は改装した上でホテルに転換する。土地や建物の取得、改装に関わる投資額は約50億円。ホテルカンラ京都は東本願寺の北側に位置し、JR京都駅から徒歩10分程度の距離にある。
日本ホテル産業教育者グループ(東京都中野区)はホテル経営者らの功績を顕彰する「ホテリエ・オブ・ザ・イヤー2015」に、ロイヤルパークホテル(東京都中央区)常務取締役で総支配人を務める南安(みなみ・やすし)さん(写真右)を選んだ。
南総支配人は1980年に慶応義塾大学工学部を卒業後、東京ヒルトンホテルなどを経てロイヤルパークホテルに入社し、05年に総支配人に就任した。
同ホテルで行われた表彰式で南総支配人は「工学部で学んだことはホテルでは役に立たないと思っていた。しかし生産性向上に取り組む中で役立っている。お客さまが求めるものが多様化する中、頭を使って乗り越えていかなければならない」と語った。
同施設はホテルやオフィス、商業施設が収容された西武HDでは初の本格的な複合施設。敷地面積約3万400平方メートル、延べ床面積約22万7200平方メートルで、総事業費は約1040億円に上る。レストランやスパ・フィットネスなどを完備した最上級ホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」を30―36階部分に配置した。
一方で、旧グランドプリンスホテル赤坂の旧館として親しまれた「旧李王家東京邸」を「赤坂プリンス クラシックハウス」として復元し活用。「WHITE DEER」をはじめ、由緒ある“紀尾井町”の歴史や緑を感じる九つのパブリックアート(公共芸術)も展示した。
鹿島、香港で高層ホテルを建設
日刊工業新聞2016年7月5日
鹿島は4日、香港でホテルの運営事業を拡大するため、新たに高級ホテル(イメージ)を建設すると発表した。香港島中心部のワンチャイ地区に、地上31階建てのホテルを建てる。6月30日に着工した。完成は2018年末を予定。19年の開業を目指す。
ホテル運営事業は、鹿島のアジア統括会社であるシンガポール現地法人、カジマ・オーバーシーズ・アジア(KOA)が香港のデベロッパー会社と共同で実施している。
すでに両社が開発・保有するホテル「ノボテルセンチュリー香港」の隣接地に新たなホテルを建設し、相乗効果を狙う。鹿島は香港のホテル市場で、今後も高い需要があると見込んでいる。
東京建物、愛犬同伴型ホテル開業
日刊工業新聞2016年6月17日
東京建物リゾート(東京都中央区、碓氷辰男社長、03・3274・0865)は、愛犬同伴型ホテル「レジーナリゾート軽井沢御影用水」を7月30日に開業する。1階客室に天然芝のプライベートドッグランを備えたほか、滑りにくい床材などを採用するなど設備面に工夫を凝らした。
スタッフには専門の知識を持った人材を配置。愛犬と食事を楽しむこともできる。東京建物リゾートの展開する愛犬同伴型ホテルは、これで5施設目。今後も年間2、3施設のペースで拡大を目指す。
(「レジーナリゾート軽井沢御影用水」客室に併設したプライベートドッグラン)
「オバマルーム」、1泊50万円
日刊工業新聞2016年6月7日
三重県志摩市で開かれた伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)を記念し、主会場となった志摩観光ホテル(同市・賢島)は7日から、オバマ米大統領が利用した客室に宿泊できるプレミアムプランなどを始める。同プランの料金は、2人で1泊2食付き50万円から。
ホテルによると、50万円のプランでは、オバマ氏が利用した「ザ クラシック」6階のロイヤルスイートルーム(広さ約96平方メートル)に宿泊。各国首脳らが食べたメニューを基に作った料理を、サミットで使用した円卓で食べられる。宿泊期間中は専属スタッフが付くほか、伊勢神宮訪問や賢島周辺でのプライベートクルーズなども体験できる。
食事のみのプランもあり、円卓を使わない場合は、プレミアムプランと同じメニューのディナーを1人3万8000円で味わうことができるという。
(志摩観光ホテル「ザ クラシック」のロイヤルスイートルーム=同ホテル提供)
京王電鉄、「中間価格帯」に特化
日刊工業新聞2016年5月12日
京王電鉄はシティーホテルとビジネスホテルの中間の価格帯となる「宿泊特化型ホテル」事業を始める。2018年度中に札幌、京都、東京のいずれかで1号店を開業する方針だ。京王電鉄はシティーホテルの京王プラザホテル、ビジネスホテルの京王プレッソインの2ブランドを展開。新たなカテゴリーのホテルを設けることで、訪日外国人の増加で需要が拡大しているホテル事業を強化する。
新たに展開するカテゴリーのホテルは、客室面積はビジネスホテルよりも広めで、トイレと洗面台を分離したバスルームを備える。また、朝食もクオリティーを高め、大浴場を設置する。客室は200―300室程度となる。訪日外国人の人気が高い大都市を中心に展開する計画。札幌市内で開業に向けて事業に着手した。
結婚式の損害保険
日刊工業新聞2016年4月27日
ホテル、ニューグランドはアソシア(東京都千代田区)が提供する「結婚式総合保険」の取り扱いを始めた。関東地区のホテルで結婚式関連の損害保険を扱うのは初めて。新郎新婦の保険料は3万円。主な保険対象の補償限度額は式のキャンセル費用が500万円、式場設備の破汚損修理費が100万円、貸衣装の破損修理費が30万円。
星野リゾート、山口県の温泉再建へ
日刊工業新聞2016年4月14日
星野リゾートは13日、インドネシア・バリ島に建設中の「星のやバリ」を11月に部分開業し、2017年3月にグランドオープンすると発表した。星のやバリはバリ島のウブドに建設中で、当初、14年の開業を予定していたが、建設工事の遅れで、これまでにも数回にわたり開業時期を延期。直近では今夏の開業を目指していた。星野佳路社長(写真)は「なんとか年内に開業したい」と述べた。
また、進出を計画している山口県の長門湯本温泉について、長門市からの要請を受け、街づくり全体のマスタープランを策定し、6月下旬にも提出する。
長門湯本温泉は14年1月に老舗旅館の白木屋グランドホテルが経営破たんし、観光客が減少。長門市は同ホテルの跡地に星野リゾートを誘致し、温泉旅館ブランド「界」の開業を計画している。星野社長は「街全体を魅力的にする計画を作り、国内でもトップ10に入る人気温泉街にする」と述べ、長門湯本温泉の再生に意欲をみせた。
小田急電鉄、代ゼミ京都をホテルに
日刊工業新聞2016年1月14日
小田急電鉄は13日、子会社UDS(東京都渋谷区)が運営する「ホテルカンラ京都」の資産とともに、隣接する大手予備校の代々木ゼミナール保有の旧京都校の校舎を取得すると発表した。代ゼミ校舎は改装した上でホテルに転換する。土地や建物の取得、改装に関わる投資額は約50億円。ホテルカンラ京都は東本願寺の北側に位置し、JR京都駅から徒歩10分程度の距離にある。
ホテリエ・オブ・ザ・イヤー2015は?
日刊工業新聞2016年3月18日
日本ホテル産業教育者グループ(東京都中野区)はホテル経営者らの功績を顕彰する「ホテリエ・オブ・ザ・イヤー2015」に、ロイヤルパークホテル(東京都中央区)常務取締役で総支配人を務める南安(みなみ・やすし)さん(写真右)を選んだ。
南総支配人は1980年に慶応義塾大学工学部を卒業後、東京ヒルトンホテルなどを経てロイヤルパークホテルに入社し、05年に総支配人に就任した。
同ホテルで行われた表彰式で南総支配人は「工学部で学んだことはホテルでは役に立たないと思っていた。しかし生産性向上に取り組む中で役立っている。お客さまが求めるものが多様化する中、頭を使って乗り越えていかなければならない」と語った。
日刊工業新聞2016年7月20日 建設・エネルギー・生活面