VAIO、デザイン重視に回帰。今夏に新商品投入へ
ソニー時代からの“往年のファン”狙う
VAIO(長野県安曇野市、大田義実社長)は、デザインを重視したカジュアルモデルのパソコンを市場に投入する。同社はソニーから独立した後、実用性の高い製品群に特化し、ビジネス向けに販売を伸ばしてきた。往年のVAIOファンが好む商品を追加し、国内市場で安定した顧客基盤を構築する。2016年夏に発売する。
新製品は一般的な使用に対応できる性能を備えつつ、高いデザイン性を採用した。ソニー時代からデザインを好んで購入していたファンや、ライトユーザーなどに訴求する。
現在、同社は実用性重視の製品戦略が奏功しており、購入者の約6割を法人とビジネス層の個人が占める。2016年5月期のパソコン販売台数は前期に比べ倍増し、収益回復が進んだ。17年5月期の販売台数は、新製品追加などで前期に比べ若干の増加を見込む。
現在の主力のパソコンは上位機種「Z」や「S」シリーズ。長時間駆動や利用頻度の高い接続端子の搭載などが特徴で、ビジネス利用でストレスを感じない設計にしている。
近年、国内のパソコン市場は低迷している。一方、ファーウェイ・ジャパン(東京都千代田区)がウィンドウズ10を搭載したタブレット端末「メイトブック」で市場参入するなど、競争は厳しくなっている。
新製品は一般的な使用に対応できる性能を備えつつ、高いデザイン性を採用した。ソニー時代からデザインを好んで購入していたファンや、ライトユーザーなどに訴求する。
現在、同社は実用性重視の製品戦略が奏功しており、購入者の約6割を法人とビジネス層の個人が占める。2016年5月期のパソコン販売台数は前期に比べ倍増し、収益回復が進んだ。17年5月期の販売台数は、新製品追加などで前期に比べ若干の増加を見込む。
現在の主力のパソコンは上位機種「Z」や「S」シリーズ。長時間駆動や利用頻度の高い接続端子の搭載などが特徴で、ビジネス利用でストレスを感じない設計にしている。
近年、国内のパソコン市場は低迷している。一方、ファーウェイ・ジャパン(東京都千代田区)がウィンドウズ10を搭載したタブレット端末「メイトブック」で市場参入するなど、競争は厳しくなっている。
日刊工業新聞社2016年7月20日