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ビッグデータ活用で従業員の満足度向上。社内を見える化する科学的人事の試み

プラスアルファ・コンサル、社内人材の“見える化”サービス
ビッグデータ活用で従業員の満足度向上。社内を見える化する科学的人事の試み

人材を見える化(イメージ)

 プラスアルファ・コンサルティング(東京都港区、三室克哉社長)は9月上旬、人事に関するデータと自社の分析手法などを組み合わせた社内人材の“見える化”サービスを開始する。人事に関するデータとテキストマイニング技術などを活用。従業員の働きぶりや意欲、スキル、業務における成果などを客観的に示す。従業員の満足度向上実現に向けたツールとして企業に提案していく。

 ビッグデータに基づき、テキストマイニングやデータマイニングを使った分析やコンサルティングを行ってきた経験や手法を生かし、人事戦略向けのサービスとして構築した。「企業の中で人材が本当に見える化できているのかどうか、という観点から開発した」(三室社長)という。

 従業員の経歴や保有資格などのスキル情報に加え、キャリアプランや業務への満足度といった定性的な情報も加味し、現状把握や課題抽出を可能にする。具体的には得られた分析結果を生かし、組織やプロジェクト単位で人材を入れ替えたり、補充したりすることによって、組織の活性化や従業員の意欲向上につなげられる。
日刊工業新聞2016年7月14日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
社員が100人以上といった規模になると、従業員一人一人について得手不得手や何にやりがいを感じるのか、内向的か外向的かなどといったことを人事が把握することは難しいでしょう。そこにビッグデータ解析やデータマイニングを活用した見える化の余地がありそうな気がします。

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