ハブ革小物を産地ブランド化、生息地域で異なる模様を生かす
yu―i FACTORY(沖縄県南風原町)が拡販目指す
yu―i FACTORY(ユーイファクトリー、沖縄県南風原町)は、沖縄・久米島のハブを使った革小物製品の産地ブランド化を進める。ハブの革の模様が生息地ごとに異なる特徴を生かし、地域性を打ち出す。沖縄県久米島町と協定を結び、駆除・回収されたハブの提供を受け、革小物製品を製造販売する。市場調査を進め、沖縄のブランド力を活用して県外に販路を拡大する。
yu―i FACTORYは久米島産ハブの革を素材にした財布や名刺入れ、小銭入れ、キーホルダーなどの製品を発売した。これまでは主に沖縄本島産ハブで製品を製造販売していた。
久米島産は革の中ほどに模様が集中するという特徴がある。本島産は模様が全体に分散している。模様の違いで捕獲地を特定できるため、産地を前面に出して販売展開し、地域貢献や地域連携にもつなげる。
ハブは有毒で駆除対象。ヘビ革のような素材として有効活用するために、同社が革のなめし技術を約10年前に開発した。さばいてから革として使えるようになるまで処理に約2カ月かかるという。現在は年間2000―2500匹を処理できる体制を整えた。骨もキーホルダーなどに利用している。
従来製品は南風原町内の自社店舗のほか、県内の土産物店やホテルなどで販売している。幸地代表は「ハブ革加工を伝統工芸品の位置付けにまで持って行きたい」としている。
yu―i FACTORYは久米島産ハブの革を素材にした財布や名刺入れ、小銭入れ、キーホルダーなどの製品を発売した。これまでは主に沖縄本島産ハブで製品を製造販売していた。
久米島産は革の中ほどに模様が集中するという特徴がある。本島産は模様が全体に分散している。模様の違いで捕獲地を特定できるため、産地を前面に出して販売展開し、地域貢献や地域連携にもつなげる。
ハブは有毒で駆除対象。ヘビ革のような素材として有効活用するために、同社が革のなめし技術を約10年前に開発した。さばいてから革として使えるようになるまで処理に約2カ月かかるという。現在は年間2000―2500匹を処理できる体制を整えた。骨もキーホルダーなどに利用している。
従来製品は南風原町内の自社店舗のほか、県内の土産物店やホテルなどで販売している。幸地代表は「ハブ革加工を伝統工芸品の位置付けにまで持って行きたい」としている。
日刊工業新聞2016年6月24日 中小企業・地域経済2面