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マツダ、生産ラインのロボット稼働率を上げます!

減速機などを長寿命化
マツダ、生産ラインのロボット稼働率を上げます!

宇品工場の産業用ロボット

 マツダは産業用ロボットの稼働率向上につながる技術を開発した。長寿命化した減速機を搭載したロボットを開発、ロボットの余寿命の推定手法も確立し、故障・交換にかかる生産ライン停止時間を短縮する。すでに一部のラインで導入しており、次世代車の生産開始に合わせて大規模に導入する計画。

 導入するロボットは、減速機のクランクシャフトと円すいころ軸受を改良した。減速機の寿命はクランクシャフト表面の硬度を高めて従来型の1・6倍に、さらに円すいころ軸受の大型化で同2・5倍に長寿命化した。1・6倍タイプはすでに採用しており、2・5倍タイプは次の新型車の生産開始時から導入する。

 ロボットの重要部品の一つである減速機の寿命は、使い方にもよるが平均で8―10年。頻繁には壊れないが、壊れた場合はロボットのアームを外してつり上げるなどで交換に約2時間かかり、ライン全体の停止時間が長くなる要因となっていた。
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日刊工業新聞2016年6月20日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
モーターの負荷とグリース中の鉄粉濃度をもとに減速機の余寿命を推定する技術も開発。本社地区に約2000台あるロボットのうち次にどの減速機が壊れるか予測できるようになった。

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