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ローソン、地域別に価格差導入。まず9000店で90品目から

店舗周辺にあるスーパーやドラッグストアに対抗
 ローソンは飲料や洗剤など約90品目について、地域別価格を導入する。店舗周辺にあるスーパーやドラッグストアの価格と対抗できる価格を、地域ごとに設定する。価格に敏感な主婦層の購買に結びつける。6月末までに全店舗数の75%に当たる9000店で導入する。

 これまでコンビニエンスストアは大半が定価販売だった。ローソンは新価格体系で、スーパーやドラッグストアに対抗する。飲料や調味料、洗剤など約90品目を「キーバリューアイテム(KVI)」に定め、地域ごとに異なる価格を設定する。現在ある約1万2000店のうち、オフィスビル内などを除く9000店で導入する計画だ。

 従来はコンビニで買う人が少なかったシャンプーの詰め替えパックなども販売を始める。店舗で扱う全品目数は従来比1割増の3500に増える見通し。品目増に対応するため、6月末までに各店の商品棚を約15センチメートル高くする。
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日刊工業新聞2016年6月6日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
地域ごとの販売価格は本部で分析して設定するというが、オペレーションはなかなか課題も多そう。

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