人気ウェディングプランナー・山川咲が旅に出る理由
幸せをつくるシゴト、その人生観とは
―ウェディングブランド「クレイジーウェディング」という名が目を引きます。
「クレイジーには『夢中になる』という意味もある。意志を持って自分の人生を楽しみ、夢中になれる人を増やしたい。私たち自身も夢中になって、ほかとは違うオリジナルで最高の結婚式をやりたい。それだけの覚悟を示す名前でもある」
―事業を立ち上げて2年。“完全オーダーメード”の結婚式を手がけ、「業界の革命児」とも呼ばれていますね。
「結婚式は大切な人たちのために自分の人生を表現する場。私たちが何よりも大切にしているのはコンセプト。人生の背景や結婚した理由、大切にしている価値観、大切な人と共有したい空気感。それをカタチにするのがコンセプトであり、それを装飾やデザインに落とし込んでいく。これまで100組以上を手がけたが、同じものはない」
「今の結婚式は“パッケージ化”された商品。効率的で失敗もないが、自由にやりたいこともできない。数百万円という多額の投資をしてもどれも同じような流れで、理想と現実にギャップがある」
「今は個性の時代であり選択肢を提供したい。今では月に100件くらいの問い合わせがあるが、これまででは信じがたいことだ。業界の人からみると“クレイジー”に映るかもしれないが、それが当たり前になるよう作り替えていきたい」
―山川さんの情熱は就活生や若手社会人に強力なメッセージを与えているように思えます。
「大学を卒業後、人材育成のコンサルティング会社に就職した。会社近くにマンションを買い、人生をささげる覚悟だった。やりがいもあり充実感もあった。だが違和感もあった」
「自分の人生をあきらめてはいけない。そう考え、27歳の時に会社を辞め、一人旅にでた。このままでいいのかと悩んだり、壁にぶつかったりしている人もいると思う。失敗があるかもしれない。ただ挑むことに価値がある。私は自分の人生に向き合い、最高の結婚式を創ってきた。勇気を出して会社を辞めたことで今がある。意志のある人生を生きてほしい」
(聞き手=村上毅)
【プロフィル】
大学卒業後、コンサルティング会社に入社。5年間の社会人生活に区切りを付け、豪州に一人旅に出る。帰国後、ウェディングブランド「クレイジーウェディング」を立ち上げ、起業後わずか1年で人気ブランドに育てる。東京都出身。>
『幸せをつくるシゴト』(講談社刊=03・5395・5817)
「クレイジーには『夢中になる』という意味もある。意志を持って自分の人生を楽しみ、夢中になれる人を増やしたい。私たち自身も夢中になって、ほかとは違うオリジナルで最高の結婚式をやりたい。それだけの覚悟を示す名前でもある」
―事業を立ち上げて2年。“完全オーダーメード”の結婚式を手がけ、「業界の革命児」とも呼ばれていますね。
「結婚式は大切な人たちのために自分の人生を表現する場。私たちが何よりも大切にしているのはコンセプト。人生の背景や結婚した理由、大切にしている価値観、大切な人と共有したい空気感。それをカタチにするのがコンセプトであり、それを装飾やデザインに落とし込んでいく。これまで100組以上を手がけたが、同じものはない」
「今の結婚式は“パッケージ化”された商品。効率的で失敗もないが、自由にやりたいこともできない。数百万円という多額の投資をしてもどれも同じような流れで、理想と現実にギャップがある」
「今は個性の時代であり選択肢を提供したい。今では月に100件くらいの問い合わせがあるが、これまででは信じがたいことだ。業界の人からみると“クレイジー”に映るかもしれないが、それが当たり前になるよう作り替えていきたい」
―山川さんの情熱は就活生や若手社会人に強力なメッセージを与えているように思えます。
「大学を卒業後、人材育成のコンサルティング会社に就職した。会社近くにマンションを買い、人生をささげる覚悟だった。やりがいもあり充実感もあった。だが違和感もあった」
「自分の人生をあきらめてはいけない。そう考え、27歳の時に会社を辞め、一人旅にでた。このままでいいのかと悩んだり、壁にぶつかったりしている人もいると思う。失敗があるかもしれない。ただ挑むことに価値がある。私は自分の人生に向き合い、最高の結婚式を創ってきた。勇気を出して会社を辞めたことで今がある。意志のある人生を生きてほしい」
(聞き手=村上毅)
大学卒業後、コンサルティング会社に入社。5年間の社会人生活に区切りを付け、豪州に一人旅に出る。帰国後、ウェディングブランド「クレイジーウェディング」を立ち上げ、起業後わずか1年で人気ブランドに育てる。東京都出身。>
『幸せをつくるシゴト』(講談社刊=03・5395・5817)
日刊工業新聞2014年8月25日「著者登場」より