千代化、米で2000億円規模のLNGプラントの増設受注
千代田化工建設と米建設会社のCB&Iは、米国で液化天然ガス(LNG)プラントの増設工事を受注する見通しとなった。受注総額は2000億円規模とみられる。米国では2016年2月に海外へのLNGの試験出荷が始まり、今後も輸出増が期待できる。4月にはIHIも、ジョージア州で天然ガス液化設備を受注。原油安などで停滞していた米国のLNGプラント市場は、活気を取り戻しつつある。
千代田化工などが増設工事を受注したLNG開発プロジェクト「キャメロンLNG」では、ルイジアナ州ハックルベリーのLNG受け入れ基地に、天然ガス液化設備と輸出設備を整備する。同プロジェクトには、米センプラ・エナジーや三菱商事と日本郵船の共同会社、三井物産などが出資する。
千代田化工とCB&Iは、年間1350万トン(450万トン×3系列)の液化関連設備を現在建設中。今回、新たに第4系列(450万トン規模)のEPC(設計・調達・建設)を受注した。新興国のエネルギー需要拡大などを受け、最終的には第5系列までの整備を計画する。
同プラントは14年2月に米エネルギー省(DOE)から、米国と自由貿易協定を締結していない欧州やアジアへの輸出承認を取得済み。日本では関西電力や東京ガスなどが、LNGの売買契約を結んでいる。
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千代田化工などが増設工事を受注したLNG開発プロジェクト「キャメロンLNG」では、ルイジアナ州ハックルベリーのLNG受け入れ基地に、天然ガス液化設備と輸出設備を整備する。同プロジェクトには、米センプラ・エナジーや三菱商事と日本郵船の共同会社、三井物産などが出資する。
千代田化工とCB&Iは、年間1350万トン(450万トン×3系列)の液化関連設備を現在建設中。今回、新たに第4系列(450万トン規模)のEPC(設計・調達・建設)を受注した。新興国のエネルギー需要拡大などを受け、最終的には第5系列までの整備を計画する。
同プラントは14年2月に米エネルギー省(DOE)から、米国と自由貿易協定を締結していない欧州やアジアへの輸出承認を取得済み。日本では関西電力や東京ガスなどが、LNGの売買契約を結んでいる。
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日刊工業新聞2016年5月10日