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ドローン操縦1万人養成!訓練スクール15校に拡大―ミニサーベイヤーコンソーシアム

 ミニサーベイヤーコンソーシアム(千葉市稲毛区、野波健蔵会長、043・207・6810)は、飛行ロボット(ドローン)の操縦者訓練スクールを15校に拡大し、年間1500人分のトレーニング体制を整える。ドローンを飛行させるために必要な技能や法規制などの知識を教える。訓練体制を拡充し、2018年までに1万人のドローン操縦者の養成を目指す。

 同コンソーシアムはドローンの実用化を進める産学連携組織。ドローンの製造業者や販売業者など、212社・組織が加盟している。これまでは中核企業である自律制御システム研究所(千葉市稲毛区、野波健蔵社長)が技能訓練や技能認定を行ってきた。このノウハウの提供を受けたコンソーシアムの加盟企業がスクールを開講する。北海道から沖縄県まで、全国で訓練を受けられる体制を整える。

 カリキュラムはドローンの飛行原理やメンテナンス方法、安全管理、法規制など。座学の講習は約半日で修了し、実技講習は約1週間とする。シミュレーター(写真)で操縦に慣れた後、練習機、実機でテストする。訓練の修了証は国土交通省に飛行許可申請する際に活用できる。
日刊工業新聞2016年5月10日 総合1面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
「ドローンを操縦してみたいけどどうしたらいいかわからない」という人はけっこう多いと思います。ドローン操縦士が人気職業になる日も近いかもしれません。

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