エアバスA350、FAAから180分超のイートップス取得
引き渡しへ着実に前進中
エアバスは現地時間5月2日、A350-900型機がFAA(米国連邦航空局)から180分超のETOPS(イートップス)の認可を取得したと発表した。すでにEASA(欧州航空安全局)からはETOPSを取得済み。
ETOPSは、双発機のエンジンが1基停止しても洋上飛行が可能な認証。エンジン単発での飛行可能時間が最長180分の「ETOPS 180」が認可されたが、同300分のETOPS 300まで認証に含まれる。エアバスでは、今年後半に同370分のETOPS 370の取得を目指す。ETOPS 370では、代替着陸する空港までの距離を最大2500海里(4630キロ)まで延ばせる。
ETOPS 300を取得した機体では、東南アジアやオーストラリアなどから、北・中央太平洋上を飛行する、より効率的な大洋横断航路で北米へ飛行できるようになる。
エアバスが米国の航空当局であるFAAによるETOPSを取得するのは、アメリカン航空やデルタ航空、ユナイテッド航空といった米国籍の航空会社がA350を発注しているため。2017年には、米国で最初の航空会社へ機体が引き渡される見通し。
A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が280席、A350-900が325席、A350-1000が366席で、エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載し、燃費を25%改善する。4月末時点で、A350 XWBの合計受注数は世界43社から803機に達した。A350 XWBは現在、世界中の5社により20機が運航されている。
日本の航空会社では、日本航空(JAL)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。
ETOPSは、双発機のエンジンが1基停止しても洋上飛行が可能な認証。エンジン単発での飛行可能時間が最長180分の「ETOPS 180」が認可されたが、同300分のETOPS 300まで認証に含まれる。エアバスでは、今年後半に同370分のETOPS 370の取得を目指す。ETOPS 370では、代替着陸する空港までの距離を最大2500海里(4630キロ)まで延ばせる。
ETOPS 300を取得した機体では、東南アジアやオーストラリアなどから、北・中央太平洋上を飛行する、より効率的な大洋横断航路で北米へ飛行できるようになる。
エアバスが米国の航空当局であるFAAによるETOPSを取得するのは、アメリカン航空やデルタ航空、ユナイテッド航空といった米国籍の航空会社がA350を発注しているため。2017年には、米国で最初の航空会社へ機体が引き渡される見通し。
A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が280席、A350-900が325席、A350-1000が366席で、エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載し、燃費を25%改善する。4月末時点で、A350 XWBの合計受注数は世界43社から803機に達した。A350 XWBは現在、世界中の5社により20機が運航されている。
日本の航空会社では、日本航空(JAL)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。